調子に乗って2GBのメモリを4本挿して、合計8GBのメモリを載せてしまったニューマシンですが、
残念ながら32ビット版ではいくらメモリを載せても3.2GBまでしか利用できません。
Vista(SP1)の場合は容量自体は認識しシステムでも確認はできますが、
実際にOSが利用できるのは3.2GBになってしまいます。

XP(SP2)の場合は認識できない領域の容量は、表示すらしてくれません。

それじゃあ8GBのメモリを載せたって意味が無いかといいますと、そうでもなく、
OSが認識できない領域をRAMディスクという形で記憶領域扱いすることができたりします。
もちろん電源をオフにして電力が供給されなくなると内容はすべて飛びますから、
恒久的なストレージとして使うことはできません。
それでも一時的なファイル置き場としては、HDDよりもアクセス速度が格段に速いので優秀です。
試しにInternet Explorerの一時ファイルフォルダ、いわゆるTemporary Internet Filesを
RAMディスク上に置いてみたところブラウジング中のHDDアクセスが無くなって快適になりました。
さらにページングファイルもHDDから追い出してRAMディスク上に置いたところ、
プログラムの起動以外ではほとんどHDDにアクセスすることが無い状態にまでなりました。
形の上では「物理メモリ+仮想メモリ」ですが、実際はすべてメモリ上にあるのでかなり快適ですねぇ。