
十軒以上のお店を回ってまでバイブレーションタイマーT-155を買ったわけですが、
そもそもなぜタイマーが必要なのかということを書いていなかったので、それについてちょっと書いてみます。
タイマーを使おうと思ったきっかけは大橋悦夫さんの「LIVE HACKS!」を読んだからです。
この本に「時計をひんぱんに見ていないか?」というセクションがあります。
『○○時までにこの作業をしなくてはならない』という状況は往々にしてあるものですが、
このとき何度も時計に目をやると「えーと、あと何分だろう?」というふうに、無意識に残り時間を計算してしまうものです。
これでは時計を見るたびに思考も手も止まってしまいます。
そこで時計を見ることを止めてしまい、代わりに作業にかける時間をタイマーにセットし、
常に「あと何分か」を確認できるようにしてしまおう、というのが橋本さんの意見です。
確かに私はよく時計を見ては「あと何分で仕上げなきゃいけないんだろう?」と考えていました。
以前記事にしていますが、なにか作業をする前に私はその作業にかける時間をあらかじめ見積もって、
X02HTの予定表に書き込んでいます。どの予定もアラームが鳴るようになっているので、
作業終了予定時刻になると(正確に言うと次の予定の1分前になると)アラームが鳴るのです。
このやり方はその日にできる作業の量を把握ができるとともに、
X02HTがリマインダとしてはたらいてくれるので作業のやり忘れも防げるという利点があります。
しかし残り時間は示してくれないので、結局時計を見て「あと何分?」と考えてしまいます。
ではタイマーに切り替えたらどうなったかというと、残り時間を常に示してくれることの効果を実感できました。
それから「うわ、あと○分しかないのか!」と気づかされることで、
タイムトライアル的な焦りも生まれ、効率よく作業を進めようという意識が強くなりました。
時間は有限なもの。だからこそあらかじめ自分で時間を切り分け、その時間内でできる限り作業を進める。
その繰り返しで効率は上がっていくのでしょう。
そうして空いた時間をプライベートに当ててあげれば、もっと充実した生活になるに違いありません。
まあ、今のところはまだまだ余裕の無い仕事の仕方をしてばかりなのですけれど。