rx1950レビューその１ 外観

先日うっかり購入してしまったhpのiPaq PocketPC rx1950。
数日使ってみた感想を書いてみたいと思います。



　まずは筐体なんですが、やはりこのサイズは持ち歩きにいいですね。写真はrx1950とe550GXを重ねてあるんですが、e550GXと比べてみると1950の小ささは一目でわかります。しかも角張った印象のe550GXと違い曲面で構成されているので、手になじみますから、実際に手に持ってみると見た目以上に小さく、軽く感じます。

　これならスーツの内ポケットに入れても気にならない重さと薄さといえますね。最近話題のW-ZERO3なんかはかなり厚いので内ポケットに入れたらポッコリ出てしまいますし、何より重い。その点1950なら気軽に身につけていられると思います。



ただし表面がつるつるとしているため、落としそうなんですよね。
普通は落下防止用にストラップをつけるための穴があるんですが、
なぜか1950にはストラップホールがついていません。
実は以前使っていたJornada525は、手を滑らして床に墜落させてしまい、
液晶が割れて使えなくなっちゃったんですよ。
あの悲しみを2度と体験しないために、なんらかの手段をとらないといけません。
人によっては分解してストラップホールを作る人もいますね。
1950と同じ筐体を使っているh4150に、分解せずにストラップをつけている人もいるので、
ちょっとがんばってみたいと思います。
私はそんな技術を持っていないですけどねえ。



　それからボタンについてですが、中央にナビゲーションキーとその左右に二つずつのアプリケーションキーがあります。これはPocketPCとしてはありふれた配置ですね。
　アプリケーションキーは筐体に合わせて小さいですが、使いにくくはないです。通常押し、長押しの両方に異なったタスクを割り振れるのが便利ですね。真ん中のナビゲーションキーも小さめですが、決定キーと十字キーが独立しているため、誤操作をすることはほとんどありません。このあたりは長年PocketPCに携わっているhpならではといったところでしょう。
　ただしこれらのボタンは硬めなので、押すとカチカチと音がします。e550GXよりもかなり大きい音がします。ひょっとすると気になる人がいるかもしれませんね。


　あと、リセットボタンはe550GXと同じくボディ左脇についてます。W-ZERO3はバッテリーカバーを開けないとリセットボタンに辿りつかないという、なかなか面倒な機構をしていましたが、1950ではそんなことは起こりません。というか、過去に発売されたPocketPCのなかでリセットボタンがW-ZERO3のように変なところについていた試しがないはず。W-ZERO3はなんであんなとこにつけちゃったのやら……。




またディスプレーは65536色の半透過型3.5インチTFT液晶でQVGAの解像度となっています。
数年前のエントリー機は透過型STN液晶のようなあまり質のよくはないものを
搭載していましたが、1950はそんなことはありません。
電源を入れれば液晶の輝度と鮮やかさに驚かされます。
色味にこれといった問題はないし発色はいいし、
そして輝度は屋内であれば最小輝度でも十分使えるレベルです。
最大にすれば屋内ではまぶしすぎるくらい。屋外でも最大輝度なら視認可能です。
rx1950は以前出たh4150と同じ筐体を使っていますが、
ディスプレーでは1950のほうが上だと思われます。




とまぁまずは外見から軽くレビューしてみました。
実績あるhpが作っているだけあって、ストラップホールがないこと以外は
外見はまったく欠点のない筐体だといえるでしょう。
ではCPUやメモリなどスペック面ではどうなのか。
さらに新OSであるWindows Mobile5.0haどうなのか。
それは次回のお話になります。



今回のおまけ。



今まで私が使ってきたPocketPCをならべてみました。左から「hp Jornada 525」「TOSHIBA Genio e 550GX」「hp iPaq PocketPC rx1950」です。
サイズはJornada 525＞e550GX＞rx1950ですが、スペックはe550GX＞rx1950＞Jornada 525……
今だとJornada 525を使うのは、サイズ・重量・スペックのどの面から見ても厳しいですねぇ。