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黒部ダムに行ってきた7 3日目 富山~黒部ダム

2011-08-25 01:39:48 | 旅行・鉄道


旅も折り返し点を過ぎた3日目です。
この日は今回の旅のメイン、黒部ダム観光です。
富山から黒部ダムまでの往復ルートは以下の通り。





富山側から行く場合、往復するだけでも7時間はかかってしまいます。
今回は黒部ダムの観光にだいたい3時間ほど使いましたが、
黒部湖の遊覧船に乗った場合はプラス1時間見積もる必要があります。
そういう意味で、富山側から1日で黒部ダムまで往復して帰ってくるというのは、あんまりいい手では無いようです。

しかも今回の旅行では次の日の移動を考えて、富山から金沢まで移動する必要があったので、
かなりバタバタした観光になってしまいました。
もしもこれから行く方は、室堂や立山で一泊するなどの余裕のある行程にするのがいいと思います(;´~`)





さて6時に起床して、黒部ダムを目指しましょう。
その前にホテルの無料朝食でお腹を満たします。




ハードな行程だと分かっていたので、朝から結構がっつり食べました。
とろろ昆布のおむすびがおいしかったですよ。
あと味噌汁にハーブが使われていて、少し不思議な味がしたのを覚えています。





お腹を満たしたら一路黒部ダムへ。
まずは富山地方鉄道に乗ります……が、その前にまず切符を買います。
富山-黒部湖間は片道の場合7730円かかります。
これを往復切符にすると、12830円で済む上に、一枚の切符にまとまってくれるので、
乗り換えのたびにいちいち切符を買わずにスムースに移動できるのでおすすめです。
ただしこの往復切符は5日間の有効期限があるものの、往路当日しか買うことができません。
寝坊した場合に備えてと思い、前日の夜に買いに行ったら断られてしまいました……







富山地方電鉄立山線。10030形っていうらしい。
あとから知ったんですが、もとは京阪3000系なんだそうです。
1970年代に製造されたもので、もう40年経っているため揺れが酷かった……





立山線の車窓風景はなかなか綺麗です。
これは常願寺川。



立山に着いたら、今度はケーブルカーに乗り換えます。




このケーブルカーで487m上の美女平まで登ります。
ここのケーブルカーは後ろに大きな貨車がついているのが特徴です。
それから単線なので途中ですれ違うんですが、それがなんとも不思議な光景でした。




美女平に着いたら、今度は高原バスです。
これが約50分と、結構長いんですよね。



高原の風景と、カーブミラーに映ったバス。





立山の風景は綺麗ですねぇ。
バスに乗っていた他の観光客の方が言ってましたが、日本じゃないみたいでした。
立山観光だけでも十分満足できそうでしたよ。






バス終点の室堂付近は標高2450mと高地なので、雪渓が残っています。
私が行ったときの気温は、だいたい12℃くらい。
半袖ポロシャツ1枚では寒すぎで、すぐさまウィンドブレーカーを羽織ることになりました。
真夏とはいえ高山ですから、立山黒部アルペンルートに来るときには上着が必須です。






室堂に着いたら今度はトロリーバスです。
見た目も運転席もバスに近いですが、法令上は「無軌条電車」という鉄道扱いだったりします。
以前はディーゼルバスだったそうですが、環境保全のため1996年から切り替えたんだとか。




「トローリー!」「オー!」
いや、ひとりで行ったので叫んだりはしなかったですけど(;´~`)





トンネルの中央あたりですれ違います。
こっち3台向こう3台の合わせて6台のトロリーバスがすれ違う様子は、
見ていてなかなかハラハラドキドキしました。



狭い坑内だからか、結構なスピードを出しているように感じました。
トロリーバスの乗車時間は10分ほどで、大観峰へと到着します。
ここまでは立山連峰くらいしか見所が無かったので淡々と進んできたのですが、
大観峰でトロリーバスを降りて展望台に上がったら、一気にテンション上昇!








正直ここの展望台に立つまでは、立山黒部アルペンルートをナメてました。
しかしここの景色を見た瞬間に、その評価が一気に変わりましたねぇ。
絶景というほかありません。
向こうの山は、方角的には鳴沢岳・赤沢岳あたりでしょうか。





もうひとつ大観峰展望台からの光景。
左下に見えるオレンジ色の点が、次に乗るロープウェイです。
そして真ん中に見える湖が、黒部ダムにせき止められてできた黒部湖。
この位置からだとまだまだ遠くて小さく見えるので、
実は最初に見たときは、これは違う湖なんだと勘違いしてました(笑)





ここから長さ1710m、高低差488mをロープウェイで一気に下ります。
見ての通り、けっこう乗客が多いですね。
しかもここのロープウェイは途中に支柱が1本も無いワンスパン方式なので、
大丈夫だと分かっていながらも

「お、落ちたりなんかしないよねっ……?」

と、乗っていてちょっと恐々します。






やはり空中を行くロープウェイというのは、乗っていて不安になるのは皆同じようでして、
大観峰から黒部平までの約7分の間、ロープウェイ内はざわつきっぱなしでした。
そんなドキドキした状態で黒部平に到着。
乗り換えに少し時間が空いたので、屋上の展望台に昇ってみました。




さっき降りてきた方向を眺めてみます。
これもなかなかの絶景ですねぇ。

さて、さっきまで居た大観峰駅はどこでしょう?





正解はこちら。
上の写真では中央やや左の、黒く縦長の線が2本入っているあたりですね。
こうしてみるとずいぶん下ったんだなぁという実感がわきます。






黒部平までくれば、黒部ダムまであともう少しです。
最後は黒部ケーブルカーで373mを下り、黒部湖駅へと向かいます。



これが一番乗っていて退屈な区間です。
なぜかといえば、雪害を防ぐために全線が地下トンネルの中だから!
ひたすら暗い中をガタゴトと進みます。

ただ、今になって思い返せば、このトンネルは一種の演出みたいなもの。
黒部平から黒部湖までの景色が見えないからこそ、黒部湖駅を降りて黒部ダムまで歩き、
地上に出たときの光景に感動するんだと思います。





黒部湖駅到着!
しかしまだここでは黒部ダムも黒部湖も見られません。





ケーブルカーを降りたら、一路黒部ダムへとのトンネル内を歩きます。
このあたりはかなりヒンヤリしてました。



そんなこんなで6つの交通機関を乗り継ぎ、3時間をかけてようやく黒部ダムにたどり着きました!



到着したのは10時40分くらい。
この段階でもかなり観光客が多かったです。
おそらく信濃大町側から来た方でしょう。
信濃大町9時発で、黒部ダム駅に10時16分に着きます。圧倒的に近い(笑)





ついに念願の黒部ダムに到着です。
湖のグリーンが綺麗ですねぇ。



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