今年も「Mobile World Congress 2010」がバルセロナで始まりました。
そして初日の目玉、Windows Phoneの新シリーズ「Windows Phone 7 Series」が発表されましたね。
米マイクロソフト、「Windows Phone 7」発表 - ケータイ Watch http://k-tai.impress.co.jp/docs/event/mwc2010/20100216_349281.html
プレゼンの動画を見ると、待ちうけ画面からして今までのWindows Mobileとは一線を画します。
今までのToday画面は大きく変わり、「タイル」形式に各種情報が並べられ、
それらはリアルタイムで更新されていきます。
そして従来のデバイスの常識だった「アプリケーションありき」のインターフェイスではなく、
「目的ありき」のインターフェイスで、「People」「music+Video」「pictures」
「games」「Productivity」「Marketplace」の6つ「ハブ」という概念で成り立っています。
例えばpeopleハブは単なる連絡帳ではなく、メールやFacebook、Windows Liveなどの更新情報を含めた
「その人」の情報を引き出すことができるようになっているようです。
このあたりの説明はaviさんの記事を見るとよく分かりますね。
またWindows Phone 7 Series公式サイトにて、Silverlightを用いた動作でもを体験できます。
事前のリーク情報どおり、Zune HDライクのUIでそしてWM6.5以前のアプリとの互換は無しとのこと。
今まで互換性をキープしていただけに、ずいぶん思い切ったことをしたなぁと思います。
けれどどこかのタイミングでこうやってパラダイムシフトとも言えるほどの変更をしない限り、
PocketPC時代のUIを切り捨てることができないのでしょう。
なにせ10年前のOSとほとんど変わらないUIでしたから。
PocketPC2000時代から使っていた身としてはちょっと寂しいことですが、
今回のWindows Phone 7に関しては携帯電話の概念を大きく変えるようなものになりそう。
珍しく(?)マイクロソフトの本気っぷりを感じられました。
今までとあんまりにも違うので、使い勝手がどうなのか判断つかないですし、
動画を見る限りはかっこよく見えるけれども、実際使ってみるとところどころで不満を感じるのかなぁ、
なんてことも考えちゃったりしまうのですが、ひとまず実機の発売を待ちたいと思います。