明けましておめでとうございます。
本年もRemのDigitalCaravanとRemをどうぞよろしくお願いします。
さて、とうとつですが元日といえばなんでしょう?
色々ありますがレッズファンのRemとしては、元日といえばサッカー天皇杯です。
浦和レッズとガンバ大阪という、2006年のリーグ戦の最終戦と同じ顔ぶれとなった今日の試合、
レッズはワシントン、闘莉王、坪井、山岸、三都主などリーグ戦の主力選手を欠く布陣で臨みました。
対するガンバは得点王マグノアウベスと番戸の強力2トップに、ウィルス性肝炎から戻ってきた遠藤、
この試合を最後にザルツブルグへと旅立つ宮本など、ほとんどベストの布陣をとりました。
この状況からしてガンバ優勢で試合が進むんだろうと戦前から予想はしていたのですが……
今日の試合はほとんどずっとガンバペースでしたねぇ(´ヘ`;)
マグノアウベス、番戸、二川が自由に動き回るので、レッズ3バックの細貝、ネネ、内館は、
この3人のマークに四苦八苦を強いられてました。
しかも1トップの永井は宮本率いるガンバDFにしっかりマークされ、
思うようにボールを収めることができず、中盤もガンバに制圧されていて、
レッズDF陣がボールを奪ってもボールの出しようが無い状況がずっと続いていました。
正直言って見てる方はホント疲れる試合でした。
前半なんかどうにか無失点で切り抜けてくれ、と願い続けていたもんです。
祈りが届いたのか決定機は何度も作られるも、前半をどうにか無失点で切り抜けます。
後半……もやっぱりガンバペース。
それでも後半31分に岡野を投入し、山田を右サイドに置くと少し状況がよくなります。
そして耐えに耐えた後半41分、中盤で奪ったボールを途中出場の長谷部が右サイド前方へはたき、
そこに走りこんでいたのがベテランの域に達した野人岡野!
岡野はそのままペナルティエリア内までドリブルで持ち込み、中に折り返します。
そのボールがDFに当たってこぼれたところに詰めていたのが、
今シーズンは起用も少なくリーグ戦ではほとんどいい仕事ができていなかった永井。
うまくDFの前に体を入れて放ったシュートは、ガンバGK松代の手をこぼれてゴールに吸い込まれました。
その後のガンバの猛攻もどうにか跳ね返し、そのまま1-0で試合終了のホイッスルとなりました。
終始劣勢だったレッズですがDFの粘りとGK都築の再三のファインセーブもあり、
Jリーグ始まって以来の天皇杯二連覇を勝ち取りました。
勝負の分かれ目は、岡野投入でしたねぇ。
ピッチに立てば何かやってくれるスーパーサブ岡野。
岡野が入ればサポーターの、スタジアムの雰囲気が変わります。
また、岡野をFWとして入れたことで永井のマークが分散され、永井が動きやすくなりました。
さらに山田を右サイドに配置したことで中盤が落ち着きました。
去年の自分の記事を読み返して気づいたんですが、
実は去年の天皇杯も似たようにレッズ劣勢の流れから勝利したんですね。
そして去年も同じように山田を右サイドに動かしてから流れが変わっている。
カップ戦でのギドの采配のうまさが現れている部分かもしれません。
そして今回リーグ戦の主力組を欠いた状態でも優勝できたこと。
これは2007年シーズンを戦う上で非常に大きな収穫です。
優勝チームはACLなど試合数が増加し、選手の疲労が大きくなります。
しかし天皇杯を優勝できる実力を控え組も持っているということが分かった今、
レッズはチーム一丸となって、いくつものタイトルを勝ち取りにいけるのです。
今年のレッズにも大きく期待したいところです。