ソフトバンクやウィルコムの新機種ばかり追っていたので不意打ちを食らった感があります。
今年3月末から携帯通信事業に参入するイーモバイルから、
Windows Mobileスマートフォン「EM ONE」の発売が発表されました。
emobile.jp-S01SH http://emobile.jp/products/s01sh/index.html
HSDPA(下り3.6Mbps)対応、Wi-Fi、Bluetooth搭載、ワンセグ対応ってだけでもすごいのに、
キーボードは用途に合わせて2方向にスライドするし、
CPUはPXA270 520MHzと国内WMスマートフォン史上最速だし、
メモリはSDRAM 128MBにFlashROM512MBとプログラム実行にも保存にも十分だし、
液晶は4.1型で800*480の高精細だし、
グラフィックチップにNVIDIAのGoForceTM5500を積んでるし、
USBホストつきで挙句の果てにはRGB外部出力までできちゃうし。
GPS以外のほぼ全てが盛り込まれています。
サイズは初代W-ZERO3と比較してみると分かりやすいと思いますが、
W-ZERO3と同じ幅で縦に1センチ長くなり、その分7ミリも薄くなってます。
初代W-ZERO3 130×70×26mm EM ONE 140×70×18.9mm
薄さ18.9mmってのはD902iSより1ミリ薄く、D903iSよりちょっとだけ厚いくらい。
この薄さでデュアルスライドキーボードっていうのがすごいですねぇ。
ただ、その分充電池が1200mhAとなっているところが気になります。
グラフィックチップにWVGA液晶積んで520MHzのCPU積んででは、
ちょっと電池容量が足らないんじゃないかという気もしますね。
今までに無いほどの高機能なので、お値段の方はかなり高め。
ベーシック契約では初期費用に95,000円かかり、月額5800円でPC接続を含め定額。
一年契約でも初期費用に71,000円かかります。それ以降は月額4980円で定額通信です。
FOMAローミングの開始される来年3月までは通話機能が使えないので、
ケータイ代わりに使えませんし、初期費用がちょっと敷居を高くしてますよね。
しかもこの値段でSIMロックかかってるって……端末代金いくらよ('A`)?
ソフトバンクから東芝「G900」やHTCの新機種が夏ごろに出ることや、
ウィルコムからも新W-ZERO3が春ごろにでそうということも考えると、
発売日から飛びつく必要は無いかもしれません。
しかしスペック的には使ってみたいですが。
「ああ、あれが付いてりゃ文句は無いのに」って機能が全部あるので、思わずうろたえてしまいました。
往年のPDAファンならば、きっとどこかに欠点があるはずだ!と穴を探さずには居られませんよね(笑)
ここのところちょっと前では考えられないくらいにお宝ザクザク状態で、興奮の度合いが自分で分からなくなってきています。
盆と正月と誕生日とクリスマスとリオのカーニバルが一緒にあるみたいな、そんな感じです。
弱点と思われる充電池に関しても、オプションで2000mhAのものが用意されるみたいなので、
そこまで気にしなくてもいいかもです。
一番の欠点は……対応エリアでしょうね。
3月段階では東京・名古屋・大阪・京都だけですし、
地下鉄などの交通機関への対応も時間がかかるでしょうし。