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書斎館で試筆

2009-03-10 00:04:08 | 万年筆


期末業務が一通り片付いたので、さっそく表参道の書斎館に行ってきました。
前に行ったときはカフェの本で見付けたから、という理由だったので当然万年筆の知識など無く、
ただただ店内の雰囲気とペンの価格に圧倒されるばかりでしたが、
それなりに知識を付けた今なら非常に面白いお店ですね。
モンブラン、ペリカン、デルタ、カランダッシュ、シェーファー、パーカー、カルティエに、
モンテグラッパ、パイロット、セーラー、ランスロット、エクスキャリバーなどなど。
「あのペンもそのペンもあるっ!」
とテンションが上がってしまいました。うん、痛い子だ(笑)



そうやって一通り展示されている万年筆を見た後に、店員さんに言って
ペリカンのM1000、M800、M400のFを試筆をさせていただきました。


万年筆初心者がかるーく感想を書いてみますと。

M400はいつも使っているプレラとサイズが近いので、やはり手によく馴染みますね。
14金のペン先は鉄ペンに比べると柔らかいというよりもコシが強い感じで、
筆圧をほどよく吸収してくれます。ぐにゃぐにゃとは曲がりません(笑)

日誌への記入にニーモシネでのアイデア出し、手帳への書きこみなど、
今のプレラの用途を置きかえるならやはりM400のFニブが最適解だと思います。
ただ、大きさがプレラに似ているのでちょっと味気ないのが気になったり。
とっても実用的で日々の道具としては申し分ないんですけどね。


次にM800。
こちらはM400の14金と違い18金なのですが、素材の違いよりもニブサイズの違いにより
M400よりも柔らかい書き味になっているとか。
確かに柔らかいのですけど、こないだオアゾの丸善で試したときと同じように、
少し重さが気になってしまい取り回しに苦労しますね。
慣れたら楽しいんだろうと感じるものの、やはりM800はもっと後に買うべきかなぁ。


最後にひときわ大きなM1000。
M800の取り回しに苦労したのでもっと大きなM1000は全く合わないだろうと予想していました。
しかし不思議なもので、M1000のほうが手に馴染みます。
どうやら見た目からして大きいので、その重さを頭がすんなりと受け入れてしまうらしく、
M800よりもよっぽどスラスラと書くことができました。
大きなニブによる独特の書き味も楽しいものです。
今回は細字のFを試し書きさせていただきましたが、これでB以上の太目のニブで、
ゆったりと大きめの文字を書いたらさぞかし楽しいことでしょう。






こんな感じで試し書きをしてみたわけです。
面白いことにM400→M800→M1000とペンが大きくなるごとに、
文字も大きくなっています。
大きなペンを持つと、気持ちがおおらかになるんでしょうか?




ということで、書いてみて一番楽しかったのはM1000でした。
かなり大きめのペンなのに、これを使う女性の方がいらっしゃるので不思議に思ってましたが、
実際に使ってみると確かにM1000は楽しい! はまる人の気持ちがよく分かりました。
ですがM1000の値段は……7万円弱もします。
こいつはおいそれと買えるものではありませんね('へ`;)
前は無事に専任になれたらM800を買おうと考えていたので、
その予定を変更してM1000にしてしまえばいいかなぁ。

そして今月買うのはやっぱりM400またはM405になりそうです。
本体の色に関しては用途と入れるインクを考えてから決めるつもり。
現時点ではシルバートリムのM405 青軸 Fが最有力ですけど、
入れるインクの色によっては変わるかもしれません。




そうそう、最後にパイロットのキャップレス デシモ(F)も試筆させていただきました。
クリップのある側を下にして書くというかなり独特の使い方をするため、
使いにくいのかなと思っていたけれど、実際に使うとそんなことはないですね。
むしろ持つ場所が一意に定まる、というかそのポジションでしか持てないので、
ペン先の向きを気にすることなくさっと書けるようです。
これはこれで、パイロットのブルーブラックを入れて手帳用に持っておきたいなぁ。






えっと、欲しいものだらけになってますね。
まずは財布と相談してからにします……
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