
2017年1月7日。旅も後半戦の3日目です。
(2日目はこちら)
この日はまず、西はりま天文台のある大撫山から佐用駅まで1時間以上歩いて下山し、佐用駅から姫新線で津山へ移動。
津山城址と津山まなびの鉄道館を見学した後ふたたび姫新線で新見、
伯備線で備中高梁と移動するスケジュールでした。
昨晩は24時に撤収し、25時に就寝。
そして朝食の都合により、7時に起床して3日目が始まりました。
7時半からレストランカノープスにて朝食をいただきます。

朝食500円。
夕食と同じくごくごくありふれた食事ですね。
そして9時にチェックアウトして、大撫山を下山します。
カメラにレンズ、三脚に4日分の旅行道具と、総重量10キロを背負い込んで、
佐用駅まで約6キロの山道を1時間強かけて下っていきます。
スタウト45にしておいてよかった……

高低差335mを下ります。
全て舗装された車道です。
ただ、車のための道なので、人が歩くにはこれはこれでツラいところ。

途中の展望テラスでひとやすみ。
佐用の街は盆地にあり、朝霧がたちこめることがよくあります。
その様子はこのテラスから見ると、雲海になるんだそう。
年間100回ほど見られるらしいですよ。

1時間歩いて佐用駅に到着です。
少し休んだら、姫新線乗りつぶしを再開します。


佐用から津山までは、やっぱり単行。
この日は土曜日だったからか、乗客は多めでした。
時刻表片手に乗ってる人も多め。同業者ですね(笑)

佐用から津山までは1時間ほど。
到着したのが12時過ぎなので、まずは腹ごしらえといきましょう。
津山と言えばやはり津山ホルモンうどん!
いくつも店舗がありますが、今回は津山駅前にあるいっぱい茶屋東宝さんに入りました。

よくある街中の定食屋といった感じの店構え。

味噌味ですが味付けはこってりしておらず、
ホルモンの旨みが引き出されていておいしかったです。
お腹を満たしたら、津山の街をちょっと観光しましょう。
まずは駅から12、3分歩いて津山城址に向かいます。
津山城は森忠政による平山城で、松山城、姫路城とともに日本三大平山城に数えられる名城です。
明治初期の廃城令により建物は取り壊され、復元された備中櫓を除いて石垣が残るのみですが、
その石垣がすごいのなんのって。

平均8メートルほどある石垣に囲まれた城内は、
まさに「要塞」の体を成しています。
複雑に配置された石垣の間を歩けば、
この城を落とすのが容易でないことはすぐに感じ取れるでしょう。

天守、櫓、城門などを合わせ80余棟が建ち並ぶ、近代城郭だったそうです。
上からの眺めはこんな感じ。

2枚ともGoogleフォトによる自動合成パノラマ写真です。
(クリックで拡大)

その場所を把握するには、今も昔も高いところに登るのが一番ですね。
石垣しか残されていない城跡を見て、面白いのだろうか?
私は津山城を訪れる前は、そんなふうに疑問を抱いていました。
しかし実際に行ってみて、城にも歴史にも明るくない私にも
巨大な石垣をもつこの城がいかに威厳を誇っていたのかを感じる取ることができ、
心底「行ってみてよかったな」と思ったものです。
津山に寄る機会があれば、ぜひともこの津山城址を訪れてみてください。
津山城を見学したら、さらに津山の街並みと扇形機関庫を見学したのち、
姫新線で新見、伯備線で備中高梁へと移動します。