昨日4日に発表されたウィルコムの新型W-ZERO3「WS007SH」。
旧モデルのWS003SH/004SHとの相違点はいろいろありますが、とにかく第一にサイズが違いますね。
この新型W-ZERO3、WS007SHがいったいどれくらいの大きさなのかはスペック表から読み取れますが、
数値だけ聞いただけではあまりピンときません。
WPC EXPO 2005のときみたいに発売前に実物を触れたらいいんですが、
さすがに一般人のRemにはまだ実物を触る機会は訪れそうになりません。
そこで。

紙で実物大のハリボテを作ってみた!
56×135×21mmの直方体を紙でつくって、前面だけ写真を印刷して貼り付けてみました。
これで特別なことをしなくても、WS007SHのサイズが簡単にわかります(;´Д`)ノ
実際に持ってみると、旧機種よりも5mm薄くなったとはいえ、
21mmという厚さはまだまだ片手で扱うには厳しいかな、といった感じがします。
なんだかトランシーバーを使っているような感覚です。
もちろん実機は直方体なんかではなく角を丸くしたりして持ちやすくしているはずですし、
702NKIIが56×108×21mmと縦の長さ以外はまったく同じなんで、
実物を触ったらもっといい印象を受けると思います。

702NKIIと並べるとこんな感じ。
WS007SHの方が3cmほど長いんですね。
さらにWS003SHの実物大パンフとiPaq rx1950も一緒に並べてみました。

液晶サイズはWS007SHが2.8インチ、WS003SHが3.7インチ、rx1950が3.5インチ。
こうしてみると、WS007SHの液晶が圧倒的に小さく見えます。
このサイズだとReal VGA化したら細かすぎて見えないんじゃないかなと心配する人もいそうですが、
それ以前にこのサイズだと指でタッチして操作するのもちょっと辛そうですねぇ。
スタイラスを使って手書き入力をするのも大変そう。
Windows Mobile5.0ならワンハンドオペレーションがそれなりに可能なので、
短い文章の入力やOSの操作には前面のテンキーとカーソルキーを使うとよさそう。
そして長文入力をしたいときはスライドキーボードを出して使うのがスタイルになりそうです。
PDAの普及しなかった原因の一つにケータイのほうが進化してしまったことがあります。
進化というのはカメラやらテレビやらと、やたらと多機能になったことだけではなく、
文字入力効率の改良という面でもケータイはかなりの進化をしてきました。
初めはテンキーで一文字ずつ打ち込まなければいけないケータイの文字入力が、
予測変換というソフト面での改良を加えたことにより、テンキーという以前と同じハードウェアを
使っているのにも関わらず、以前と比べ物にならないくらいに快適になりました。
これをPDAに持ち込んだシャープとウィルコムの着眼点は素晴らしいですね。
ATOKが搭載されるということですが、702NKIIくらいの予測変換機能があれば、
正直QWERTYキーボードを使わなくても長文入力が可能だと思います。
もしかするとWS007SHは、PDAの新たな形を提唱するものかもしれません。
WS007SHの評価次第によっては、ひょっとしたらこの先QWERTYキーボードではなく、
テンキーだけ付いたPDAが出るなんてこともあるかもしれません。
私はrx1950でこづかい帳をつけていたりするのですが、
使った金額をいちいち画面下部の入力パネルで入力するのが面倒な時があります。
これがWS007SHならば、こづかい帳ソフトを立ち上げて、テンキーで金額を簡単に入力できますね。
さらにちょっとしたメモを取るにも、テンキーによる入力で簡単に終わります。
こづかい帳やメモ、電卓など、PDAならではの機能を簡単に扱う手段の一つとして、
WS007SHのテンキーはなかなか使えるんじゃないかと予想していますが、果たして実際はどうなんでしょうか。
ただ、左右のソフトキーはカーソルキーの真上に欲しかったかなぁ。
7月27日発売で、新規年間契約だと29,800円。rx1950と同じです(;´Д`)ノ
新規・年間契約無しで33,800円で、SIM無しの単体でも36,800円。
この値段はかなり反則だと思うんです、ウィルコムさん。
ボーダフォンのWMスマートフォンの詳細が分かる前に欲しくなっちゃいますよ_| ̄|○
ボダのWMスマートフォン、詳細が分かるのはWPC EXPOの今年度版、
WPC TOKYO 2006あたりになるんですかねぇ。
仮にそこで触れられるなら、去年同様に突撃取材に行きたいと思います(笑)