私がこれだけの記事を書き続けていられるのは、ひとえにPDAの、特にHandheld PCのおかげです。2005年度はモバイルギア2 R430、2006年からこれまではSigmarion3と、ブラインドタッチのできるキーボードがあり、電源ONで瞬時に立ち上がるHandheldPCは、BLOGのネタを思いついたときに素早く執筆できるので非常に便利です。重量も1kg以下、特にSigmarion3は500gすら切っているほど軽量なので、Ad[es]内覧会、X02HT内覧会やワイヤレスジャパンなどのイベント時にも、手軽に持ち運ぶことができ、ちょっとしたスペースがあれば記事を書けるのです。

モバイルギア2 R430

Sigmarion3
Ad[es]内覧会のプレゼンやX02HT内覧会のプレゼンなどを事細かに書けたのも、Handheld PCの機動性の高さがあってこそだったのです。
しかしそのSigmarion3も2003年5月の発売だから、もう4年前の機種。私が買ったのも2005年の4月ですから、使い始めてからもう丸二年経っているわけです。使い続けているのはもちろん使えるデバイスだからなのですが、Sig3に代わることができるデバイスが無いからでもあります。漫画本サイズで500g以下で、4~5時間テキスト打ちが可能で、机に置けばブラインドタッチができ、立って親指打ちもでき、電源ボタンを押した瞬間に起動してすぐ編集ができる。こんなデバイスは他にはありません。だからまだまだSig3は手放せないわけなのです。
とはいえ最近はSig3の限界を感じてきていたりします。私は授業のプリントや試験問題なども、今はSig3で作っているわけなのですが、グラフや図のレイアウトなどはSig3上ではできないので、最後はPCでの編集が必要になるんです。そこでそろそろモバイルノートPCが欲しいわけですが、なかなかSig3並みに小さいモバイルPCって無いのです。
現時点でSig3に近いのはLOOX Uでしょうか。重さ580gでサイズもSig3よりちょっと大きいくらい。OSはXPですがタッチパネルもあり、キーボードもそこそこ打てます。15万円ほどとモバイルPCにしては安いのもポイント。ただ、デザインが好みじゃないんですよねぇ。
サイズで見るとOQO model 2ndもいいんですが、あれは立って使うためのPCで、本体を置ける場所での使い勝手にちょっと難があります。価格も日本語MUI入りで30万円ほどと、高めのなんですよねぇ。デザインもいいし、あのサイズでVistaが動くので話のネタにもなるし、持っているだけでも優越感にひたれそうなんですが、ちょっとOQOは選択肢から外れてしまいます。
そんなこんなで私が現在待っているのはHTCのShiftもしくはShangri-laだったりします。キーボードを収納したままタブレットPCのように使うもよし、キーボードを引き出してOQOのように立って使うもよし、キーボードを引き出しさらにチルトさせて、ノートPCのように机に置いて使うもよし。様々な状況に対応できます。さらにShangri-laならWindows VistaとWindows Mobileのデュアルブートなので、普段は省電力なWMで使い、高度な処理はVistaで行うなんて使い分けも可能でしょう。HSDPA定額通信までできたら言うこと無し!
納得いくようなモバイルPCが出たらいいなぁと思う今日この頃です。
(余談ですがAhangri-laみたいにWin XP/MobileデュアルOSのDualCorって結局どうなったんでしょうねぇ……)
○ RemのDigitalCaravan やはりH/PCがいい
○ RemのDigitalCaravan ハンドヘルドPCよ永遠なれ