Advanced/W-ZERO3[es]内覧会レビュー。
ようやく実機レビューです。
が、先に断っておきますと、参加者100人に対して用意された試用機は10台と、
かなり競争倍率が高くなっておりました。

こんな状況でして、しかも時間制限が無かったので、最初に触っていた人が
かなりの時間を占有していることが多く、私が触れたのは3分程度でした。
そのため詳しいことはあまりチェックできなかったことを、ご容赦願います。
それから今回触ったのはあくまで試作機であり、発売されるものとは
異なるところもあるということも念頭に置いた上でレビューを読んでください。
[es]から正当進化、ジャスト片手サイズ
まずはサイズですが、これは予想以上に小さいです。スペックシートでもコンパクト化がわかりますが、実際にはW-ZERO3[es]と違ってかなり丸みを帯びているため、手で持つと本当にコンパクトに感じます。重量バランスは初代、[es]同様相変らずよい上に、157gと軽くなっているので「ついにWindowsスマートフォンもここまできたか」と思わず唸ってしまいました。また、[es]は人が片手で使っているのを見ると「なんか大きいな」と感じるのですが、Advanced W-ZERO3[es]は縦位置で持っていると普通のケータイに見えます。上部だけ見ればFOMA D903iっぽく見えるくらいです。ただし、他人がこれを耳に当てて通話をしている様子はまだまだ違和感ありと感じました。
※ Ad[es]は135×50×17.9mm、D903iは109×48×18.2mm
サイズについては、PC的使い方をするネット端末としてはこれ以上なくコンパクトだけども、音声端末としてはまだまだ大きいといったところでしょうか。かといってこれ以上小さくしてしまってはPC的な用途に使いづらくなりますし、電池容量の問題なども出てきます。そういう意味で、Ad[es]は「よりケータイとして使える」と「よりPCとして使える」の融合というコンセプトのもと、ギリギリのサイズを選択したと言えると思いました。
3.0インチ WVGAの威力
シャープのWVGA液晶は相変らずの美しさでした。ただ、リアルWVGA化も試してないですし、Internet Explorer Mobileの高解像度モードすらも試す時間が無かったものですから、QVGAの5倍の情報量を誇るWVGAの威力は体感できませんでした。Yahoo! JapanとかWindows CE FANとかうちのBLOGとかを表示させてみたかったんですけどねぇ。タップしやすさに関してですが、そのままなら問題なし、リアルWVGA化したら大変そうという具合です。スタイラスを使わず指タップをするのも、[es]同様そこまで問題なし。

親指と画面の比較。解像度そのままなら指でも操作できそう。
(画像クリックで別窓に大きな画像を表示)
Xcrawl
新機能であるXcrawlは、シャープの説明ページのせいでその操作法を間違えがちです。外円をなぞるとスクロールするように書いてありますが、タッチパッドのように外円をなぞっても意味がありません。内円をポインティングデバイスのように傾けるのが正しい使い方です。
外をなぞっても何も起こらない。親指を内円のふちに置きながら外円滑らせる。
内円を傾けるキモチで動かすのがポイント。
私の触った端末のXcrawlはいざスクロールしたいときには硬いけど、関係ないときに触って動いたりしててちょっと使い勝手が微妙でした。ただし製品版では部品を違うものに変えて、 もう少し軽い操作感に仕上げてくるそうです。
スライドキーボード
スライドキーボードですが、時間が無かったのでアルファベットキーしか打てず、記号やその他のキーの操作性とかはわかりません。ただ、アルファベットに関しては間違い無くW-ZERO3[es]より操作性が上です。W-ZERO3[es]のスライドキーボードは割りと堅かったですが、Ad[es]はちょうどいい堅さで、しかもキートップが大きいので非常に押しやすかったですね。それからPCのキーボードと同じく、一段ごとに半キーずつずれているのも使いやすさの理由かもしれません。
手に持って少しポチポチ打ちましたが、なんか自然に楽に打てた気がします。X01HTよりも打ちやすいくらいでした。
とまあ、事前にチェックシートを作ったわりには、全然試せなかったというのが事実です。
私は19時5分ごろ会場に到着するように調整しながらの来場だったのですが、
そのころにはもう上の写真のように人だかりができて、触れる状況にありませんでした(´~`;)
聞くところによると19時の受付開始より前に並んだ人が多く、
早めに受付を開始して中に入れてしまったそうです。
それで10機ある試用機はあっという間に占有されてしまったということらしい。
たしかに100人に10機というのは少ないとは思いますが、
この10機を集めるだけでもかなりの苦労をしたんだと思います。
これだけのAd[es]が並ぶのを見るのは初めてだという関係者がいたくらいですから。
そうなると必要なのは、やはり参加者側の譲り合いと思いやりの精神です。
10機を100人ということは1人5分試用しただけで50分以上かかる計算になるのですから、
外観の写真を撮りたい人や同じ事象を試したい人が何人かで集まって使うなど、
うまく対応できていたらもっと多くの人が触れるいい内覧会になったと思います。
それから主催者さん側の時間制限による整理も必要かな。
2回目のタッチアンドトライでは3分ごとに司会の方がアナウンスを入れてましたが、
次回同じようなイベントをやる際は、最初から整理をお願いしたいところです。
ちなみに私は早々に試用を諦めて、会場の撤収作業を手伝ってました。
あと、Windows CE FANのスタッフさんとか、有名ブロガーさんと話したりという時間の使い方をしてました^^;
6/29(金)~7/1(日)にヨドバシアキバと有楽町ビックでタッチアンドトライが
あるというのを聞いたので、そっちでじっくり触ればいいなと思ったので。
おまけ。
会場にはこんな立て看板がありました。
