サムソンのOmniaが日本でも発売か

サムスンのWindows Mobileスマートフォン、Omniaが日本でも発売されるようですよ。
ソフトバンクモバイルとの最終交渉に入った段階だそうで、
iPhone同様にこのタッチパネルケータイはソフトバンクからの発売になりそうです。

サムスン、ｉＰｈｏｎｅ対抗機種を年内に日本投入へ

http://it.nikkei.co.jp/mobile/news/index.aspx?n=AS1D17091%2017062008&landing=Next

現在公開されているワールドモデルは、OSはWindows Mobile6.1 Professional。
液晶解像度こそ240×400のWQVGAとやや見劣りするものの（とはいえWMではまだまだ標準的ですが）、
HSDPA 7.2Mbpsに対応し、Wi-FiとBluetooth 2.0にGPSと全部入りになっています。
そしてカメラも顔認識・笑顔認識機能のついた5メガピクセルのAFカメラで、
FlashROMも8GBまたは16GBを搭載。これで厚さ12.5mmだそうです。

ガジェットやウィジェットのようなものが並んだToday画面、
おそらくiPhoneのようなタッチUIであろうTouchWiz UIという独自UIも気になります。


そして今朝の日経新聞朝刊紙面の記事では、

日本仕様はディスプレイ機能を強化し、搭載ソフトも日本の顧客向けに改良。携帯機器向けデジタル放送「ワンセグ」受信も可能。

ということで、どうやらWQVGAではなくWVGA液晶を載せてくるようです。
サムスンは以前からソフトバンクに端末を提供してきましたが、高い開発力により
日本市場の要求にすばやく対応してきた実績があります。
なので海外WM端末にはまず搭載されない（というか海外では使えない）ワンセグも搭載できるでしょうね。
実物を早く見てみたいものです。



ただ、ちょっとした懸念が私の中にはあります。
ソフトバンクがiPhoneに続いてOmniaを採用するということで、

　　　「スマートフォンならキーではなくタッチパネルで操作するものだ」

という方向にいきつつあるということです。
HTCもTouch DualやTouch Diamond、Touch Proなどキーを排してタッチパネルに特化したUIをもつ
端末ばかりをここのところリリースしています。
このままだとX02HTのようなBlackberryタイプの端末が当分は出ないんじゃないでしょうか。

確かにタッチパネル特化のUIは直感で操作でき、触っていて楽しいです。
弟の持っているiPod touchを触らせてもらうことがありますが、
指一本でグリグリ軽快に動く様子は本当に楽しい。

けれど私のスマートフォンの用途とは全然方向性が違います。
スケジュールやToDo、メモなどの入力には、やっぱりQWERTYキーボード＋予測変換なのです。
iPhone 3Gの文字入力がどれだけ優秀かは現時点では分かりませんが、
私はやっぱりQWERTYキーボードが欲しいです。
できれば取り出してすぐに入力できる、Blackberryタイプ。
こういう端末が消えていってしまうのは、私にとっては困りものです(´ヘ`；)


もちろんハードウェアキーボードよりもタッチパネルを使ったほうが便利なところもあるでしょう。
なので洗練したタッチパネルUIを持ちつつも、キーボードによる快適な文字入力も併せ持つ、
そういう端末が早く出てきたらいいなぁ、なんて思います。
今年から来年にかけてはおそらくiPhone 3Gショックによりタッチパネルに傾くでしょうが、
そのあとに「やっぱりキーボードも無いと……」という流れになってくれたらいいですね。