ニコニコでICOのプレイ動画を見ていたら急にやりたくなってしまい、
中古ショップで探して買って来てしまいました。
2001年発売なのでもう9年も前の作品です。
たしか9年前に1度プレイしたときは、途中で攻略法が分からなくなってやめてしまい、
そのままゲームディスクの行方が分からなくなってしまったんだと思います。
どういうゲームかというと、村のおきてに従って古城に閉じ込められてしまった主人公イコが
そこで出会った言葉の通じない少女ヨルダの手を取り、共にさまざまな謎解きを経て脱出するというもの。
ストーリーはありきたりなのですが、城の中の仕掛けを少しずつ解いていくのが楽しいゲームです。
身体能力の高いイコひとりであれば簡単に脱出できそうなものの、
か弱いヨルダと一緒に行動するというある種の「制約」があるため、楽には進めません。
さらにヨルダから離れすぎたり、特定の場所に入ると「影」のバケモノが現れ
ヨルダをさらっていこうとするので、とにかくヨルダから離れると不安になります。
まさにキャッチコピーの
「この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから。」 |
という言葉がぴったり合うんですよね。
それからゲーム全体に漂う雰囲気がとてもいいゲームというのも言えるでしょう。
通常時はBGMを排し環境音だけが流れるので、城の静寂が表現されていますが、
特定のイベント時にのみBGMが流れることで、より印象深いものに感じられるようになっています。
光の表現も見事で、暗い室内から窓の外を見ると白飛びして見えるなど、とても凝っています。
(ゲームWatchのレビューにあるスクリーンショットを見てもらうとよく分かると思います)
いまさらわざわざ買いなおすのももったいないように思えるかもしれませんが、
実はこのゲームはGPL違反が見つかったため2008年2月に生産終了・廃盤になってしまったので、
今ではなかなか手に入らないんですよね。そしてたまたま入ったゲームショップで見つけたので、
慌てて買ってきた、というわけなのでした。
1時間ほどプレイしましたが、仕掛けを色々忘れているのでちっとも進みませんでした。
でもそのうまくいかないところも楽しめる、そういうゲームですので、
このままゆっくり進めていきたいと思います。