Twitterのハッシュタグ#wpjpに投稿した内容をまとめてみます。
1.おサイフケータイ
技術的にはおサイフケータイというか、FeliCaですね。ガラケーと2台持ちだから要らない、使わないから要らないという意見もあるけれど、WindowsPhone1台で完結させるなら必要、あれば便利だと思います。ケータイ料金の支払いとまとめられるならなおさら。
それにSUICA単体では残金が見えなくて困るときがありますけど、スマートフォンに付いていればそれも見えますし、アプリさえあれば支出管理なんかもできるかもしれません。
後述の赤外線ポートの項にも書きますが、FeliCaが使えればアドレスのやり取りにも使えますし、赤外線に比べて国際的に使われている(といってもまだ香港やシンガポールあたりですが)規格なので、それなりに取り入れられる可能性はあるんじゃないかと思います。
2.カメラ
画素数は300~500万くらい、今のままで充分です。ケータイのちゃちなレンズで画素数を多くしても、画質向上には対して効果が無いですからね。それに下手に解像度を高くしてしまうと、スマートフォン上での扱いに困ることもありえます。
スマートフォンにおいては画素数よりアプリ側が問題で、AF・ホワイトバランス・露出・シーン別撮影・手ブレ補正あたりは当たり前のように完備していて欲しいです。というのも今使っているX02Tのカメラアプリの出来が悪く、ホワイトバランスも露出もいじれないのでとても困っているから…… せっかくマクロ撮影ができるのに、カフェ巡りしても暗くて撮れず、撮った写真を画像メモとしてEvernoteにアップしようとしてもやっぱり暗くて見づらく、ではちっともスマートではありません。
3.キーボード付きモデル
今のところタッチパネルオンリーのモデル以外にスライドQWERTYタイプも発表されていますが、元X02HTユーザー・現X02Tユーザーとしてはできれば前面QWERTYが欲しいところ。手軽にテキストメモを打つにはやっぱり前面QWERTYキーボードです。こういったインターフェイスについては人それぞれ好みがあるので、選択肢は色々あってほしいものです。
4.ワンセグ
MKeyHoleTVを使えば見られますが、ワンセグも使えるならなお良いでしょう。ワンセグに関しては「使わないのでいらない」という意見がよく見られますし、確かに私も普段はそんなにテレビを見ないです。けれど、出先でニュースやスポーツを見たいときなどありますし、あって困るものでもないでしょう。まあ問題は消費電力でしょうか。
5.ストラップホール
ケータイにおける日本の常識、海外の非常識のひとつ? 海外メーカーから端末調達されることの多いスマートフォンは、ストラップホールの無いモデルが多いです。X02Tも東芝製とはいえベースがワールドワイドモデルTG01なため、ストラップホールはありません。落下の心配無しに思う存分心置きなくいじれるよう、ストラップホールは欲しいところですね。
そもそも海外のスマートフォンにストラップホールが無いのは何故なんでしょうか? 欧米人は日本人に比べて手が大きいから? ベルトポケットに入れるから? カバンに入れて持ち歩くから? うーん、謎です……
6.赤外線ポート
赤外線通信で連絡先交換というのはひとつの日本文化だと思います。日本でシェアを伸ばすには、これは必要でしょう。私はJ-N04>702NKII>X02HT>X02Tと機種変更してきたため、実は私は赤外線通信でアドレスの交換をしたことが無いのですが(Jornada525でならやったことがありますw)、アドレス交換の度に相手に不自由を強いてしまうことに軽い罪悪感を感じます……スマートフォン側でQRコードを作成して、相手に読み取って貰うのも面白いんですけどねw
前述どおり、赤外線とFeliCaだったらまだFeliCaのほうがWindows Phoneに搭載される可能性は高いかなぁ、とは思いますが、果たしてどうなるやら。
7.ケータイサイト閲覧
キャリア側の思惑もあるでしょうし、スマートフォンでサイトは見られるけどアプリが対応しないなんてことがあるとユーザーが混乱する可能性が大なので、これは実現しそうに無いですけど、できればデフォルトでケータイサイトサイトを見られるようになっていて欲しいです。いくら解像度が高く、処理能力も高かったとしても、言ってしまえば所詮はモバイル端末。画面サイズなどを考えると、PC向けサイトよりもケータイサイトのほうが閲覧がスムーズです。私自身も実際のところ、処理能力の高いX02Tでもなんだかんだでwasabi+VFJP接続でケータイサイトを見ちゃうことが多いんです。サクサク見られるので。
逆に言うと新ブラウザの出来がすごくよく、今までに無いほどにサクサク閲覧できるなら、別個でケータイサイトブラウザを搭載する必要はないかな、とも思います。Windows Phone 7では新たに開発されたブラウザが搭載されるそうなので、ここは期待したいところですね。
8.日本語版でのデザイン
以前aviさんも書かれてましたが、フォントを含めて日本語版でも綺麗で使いたくなるようなデザインをキープして欲しいと思います。
「リファクタリング・ウェットウェア」にありますが、
『魅力的なUIは『肯定的感情』を呼び起こし(中略)思考の幅をひろげる』
のです。究極的には眺めるだけでにんまりしてしまうような、そんなデザインであって欲しいですね(笑)
9.キャリアメールへの本格対応
これはMSよりもキャリア側の問題でしょうか。i-modeのドコモやEZ WebのAUでは難しいかもしれませんが、キャリアメールが使えないためにスマートフォンに移れなかったり、2台持ちにせざるを得ない人は少なからず居ると思います。そういった層を取り込むために、ぜひとも頑張って欲しいものです……無理かなぁ……
一方でソフトバンクでは、一応公式にS!メールに対応しています。しかしながらソフトウェアの出来が悪いのが現状です。X01HTやX01Tに搭載されていたのAccess製のSoftBankメールは言うまでも無し、それ以降のX02HTなどのやX04/05HT、X02Tに搭載されているArcsoftのものも、中途半端な出来で使いにくいです。
例えば新着メールを待ち受け画面からワンタッチで見られないとか、フォトビュワーから「送信」ボタンを押したらOutlookが立ち上がっちゃうとか、最適化されていない状態で発売してしまうのは正直言ってどうなの?って思います。ガラケーで出したら大問題になり兼ねないレベルで発売するのは、ぜひともやめてほしいものです。
結局そういうレベルで出せば、せっかく興味を持って買ってくれたスマートフォン初心者に「スマートフォンってやっぱり使いにくい」って思わせちゃうので、もったいないことだと思うのです。メール機能はケータイの基本なので、そういうところで妥協して欲しくないですね。
ということでかなりだらだらと書いてしまいました。
結論としてはガラケーで出来ることを当たり前のように出来た上で、
スマートフォンにしか出来ないことも出来るようにあって欲しいってことでしょうか。
Windows Phone 7がガジェットマニアだけでなく、生活密着デバイスとしてマジョリティを狙っていくならば、
そういう部分でしっかりしたものが必要なはず。
PocketPC登場から十年来受け継いできた(ある意味引きずってきてしまった)ものの
ほとんど全て捨てるという痛みを伴った大改革をするわけですから、
この先のスマートフォン戦争に勝てるだけのものを作ってもらいたいです。