DigitalCaravanと振り返る2008年、BLOG編後半です。
7月
ソフトバンクからiPhone 3G 発売
昨年欧米諸国で大旋風を巻き起こしたiPhoneが、UMTSに対応してiPhone 3Gとしてパワーアップ。しかも日本でも世界と同時に発売されました。
もともと私は文字入力の煩雑さから、メール文化の発達した日本ではiPhoneは受け入れられないと思っていたのですが、Appleのメディア戦略のかいもあって発売日のソフトバンク原宿店には5000人が並ぶほどの盛況ぶりとなりました。発売後はiPhone 3Gの使い勝手が広まっていくうちに鎮静化、iPhoneフィーバーは日本では小さなものとなりましたがその後国内のハイスペックケータイが軒並みタッチインターフェイスを採用したあたり、日本に大きな影響を与えたのは確か。来年あたり、タッチパネルとハードウェアキーをうまく融合させたデバイスが出て欲しいですね。
個人的にはガジェットとしてもビジネスツールとしても面白いデバイスだとは思っているものの、X02HTから乗り換える積極的な理由が無いので手を出さないままになっていますけど。
ワイヤレスジャパン2008
2006年、2007年に引き続き3年連続でワイヤレスジャパン2008に行ってきました。
とりあえずサムソンブースがとんでもない大きさでびっくりしましたねぇ。ブースではi780とOMNIAを触ってきました。OMNIAは日本では結局、ワンセグに対応、液晶をWVGA化してWindows Mobileではなく独自OSを搭載という形で発売されましたが、Blackberryタイプが好きな私としてはi780の方が出て欲しかったですね。
タイマー
生活にタイマーを取り入れるようになったのがこの月です。なぜタイマーを使うのかはこちらの記事に書いてありますが、要するに「時計を見て『あと何分だろう?』と考える時間を無くす」のが目的です。職場で仕事するときにタイマーを常に使ってると他の先生からヒかれることがありますが、キニシナイキニシナイ……
実は欲しかったDRETECのバイブ機能付きタイマー T-155が全く売っていなくて、都内を駆け回ったりしてました。なんというか、今年は欲しいものを探して東奔西走することが多かったような気がします。そして気がつけば、交通費がネット通販の送料を上回っているという悪夢('A`)
8月
文房具
文具王の本を読んだのがこの月。中学・高校時代に開花するも大学時代に治まった、文房具好きの血がここから再び騒ぎ出しました(笑)。
まずはマルマンのニーモシネ N180というA4横の方眼ノートに手を出します。これとゼブラのゲルインクペン SARASAクリップ 0.7mm(ブルーブラック)のペアはアイデア出しのお供として、仕事にプライベートに大きく貢献しました。
このあとGクラッセの上製本ノートを探して都内を駆けずり回ったりするのですが……それはまたあとのお話。
9月
X02HT購入から1年
昨年9月22日の発売開始と同時に購入したX02HTが、購入から1年を迎えたのがこの月です。購入当初は不安視されていたWM6 Standardもソフトウェア作者さんやモバイラーのみなさんのおかげもあって、月日を重ねるごとにどんどん使えるものとなっていきました。使い始めこそiPaq rx1950と一緒に持ち歩いていましたが、今ではX02HTひとつで全てをまかなえています。
現時点での不満点は
①S!メールまわりの完成度が低い
②メモリが少ない
③GPSが無い
といったあたりでしょうか。早いところ後継機が出て欲しいところなのですが、今年日本で発売されたWindows Mobile Standard機はドコモのF1100とソフトバンクのX03HTと、イーモバイルのSH22と、いずれもX02HTのようなBlackberryタイプではありませんでした。iPhone 3Gのせいで国内のケータイメーカーもHTCなどのスマートフォンメーカーもみなタッチパネルに突っ走ってしまっていて、Blackberryタイプのスマートフォンなどほとんどありません。一応Blackberry BoldとNokia E71が発表されてはいますが、どちらもWMでないですし、後者に至ってはNokiaの日本撤退により発売がキャンセルされてしまいましたからねぇ。
Treo Proを発売したPalmが日本に供給する可能性もほとんど無いですし、こうなるとBlackberryタイプのWMスマートフォンが期待できるのはi780を発売したSamsungくらいなんですが、そのSamsungもOMNIAを日本で発売する際にはケータイOSに載せ換えてきたくらいなので、これまたほとんど可能性無し。このままでは前面キーボード難民が出てしまうと思うんですけど……こんな心配をしているのも、少数派なんだろうなぁ。
10月
Gクラッセの上製本ノートを求めて都内を歩き回り、最終的に久が原のアサヒヤ紙文具店さんまで行ってしまったのがこの月です。
職場から1時間半、東急池上線沿線というまったく踏み入れたことの無い地域だったので、ほとんど小旅行の気分でしたねぇ。自宅からもおそらく同じくらいの時間がかかるので滅多なことでは行けないのですが、ついに万年筆に手を出したのでまた時間があるときにぜひお邪魔したいなと思ってます。
ちなみにこの辺りからひと月の文房具代が膨大に(1万円オーバーorz)膨れ上がっています。もう少しセーブしないと……
11月
アロマ検定1級
5月の2級に引き続き、アロマテラピー検定1級を受験しました。1級の試験は2級の内容も含むので、試験準備が大変かなと思ってましたが、中間試験などがあって実質数日ほどしか勉強できずじまい。それでももともと落とすための試験で無いので、3年の経験から見事合格しました。
この後アロマ環境協会に入会し、来年2月にある講習会を受ければ「アロマテラピーアドバイザー」の資格が得られます。取得したからといって教員の仕事に大きくプラスになることは無いものの、人体に関することや薬品に関することなど色々な知識をつけられるので、アドバイザーまでは取ろうと思ってます。さすがにそれ以降の資格(「アロマテラピー インストラクター」と「アロマテラピスト」)までは取らないですけどね。
Nokia 日本での事業展開を見直し
個人的に気になったのがNokiaの日本撤退です。実際には富裕層向けの高級携帯電話ブランドのVertuのみ残るわけですが、我々一般市民というか庶民には縁の無いものですので、実質日本撤退と考えても差し支えないでしょう。
今使っているX02HTの前には私もノキアの702NKIIを使っていたので、今回のニュースはショックでしたねぇ。
12月
手帳購入
2001年からずっとPocketPCやWindows Mobileでスケジュール管理をしてきた私が、8年ぶりに紙の手帳を買ったのがこの月です。買ったのはPILOTのORDINAL。購入までにかなり考えた上での(これとかこれとかこれ)購入だったので、満足度は高く、毎日使っています。よくを言えばB6ではなくもう一回り大きいA5サイズのものがあればよかったですねぇ。
万年筆
趣味としての文房具の中でも禁断の道である、万年筆に手を出してしまったのがこの月です。
ことの発端は丸ノ内OAZOの丸善に手帳を探しに行ったとき、たまたま万年筆コーナーの色彩雫を試用したときのこと。もともとZEAKさんのBLOGで色彩雫の存在は知っていたものの、万年筆なんて触ったことも無かった私が「冬将軍」のインキに惚れてしまったのです。
その後プラチナ万年筆から発売されている210円万年筆「プレピー」で万年筆の書き味に惹かれ、さらにパイロットのプレラ(3000円)にまで手を出してしまったという流れでした。手持ちの万年筆はプレピーが8本のプレラが1本の合わせて9本、インクはパイロットのブルーブラックと色彩雫 冬将軍、エルバンのエンパイヤグリーン・ヴィオレパンセ・モクセイソウグリーン・オペラレッド(いずれもカートリッジ)と、いきなりかなりの量になっています。しかもどの色もちゃんと使っています。
とはいえ今後は自重するつもりです。次に買うとしたら、色彩雫の……なんでもない(笑) 非常勤講師から脱出したあかつきには、14金か18金ペン先のしっかりした万年筆を買いたいですね。
そんなこんなの1年間でした。今年はデジタル中心の生活からアナログ中心の生活に変わっていった年ですね。去年12月に購入したLOOX P70XNは、月を経るにつれて段々と使われなくなり、最近では定期試験の問題作成くらいにしか使われてません。なんのために買ったのやら……
でもまあ、去年のまとめ記事の終わりのことばで「来年はもっとモバイル以外の記事を多く書きたいなぁ」と書いていたのを考えると、しっかりその目標を達成できたんですよね。なのでこの状況も良しとしましょうか。
さて、来年はと言うと……私としてはX02HTから乗り換えられるような機種が出るかどうかが鍵です。果たして新たなBlackberryタイプのWindows Mobile機は日本で発売されるのか? 割と切実な問題ですが、見守っていきたいと思います。仕事方面では変化はありませんが、そろそろ非常勤スパイラルから抜け出したいところです。なので今年以上に勉強を頑張っていきたいです。そしてできれば、読者の皆さまの役に立つような記事をもっと書きたいものです。
今年も残すところあと30分となりました。それではみなさま、良いお年を。そして来年もこのRemのDigitalCaravanをどうぞよろしくお願いします。
2008 12/31 remmaya