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WPC TOKYO 2006 レポート

2006-10-19 21:38:03 | Weblog


WPC TOKYO 2006から帰還しました。
感想を一言でまとめると……んー、期待外れ?(マテ


いや、去年のWPC EXPO 2005はW-ZERO3という大物があったので、
なんだかとんでもなく大きなイベントだなぁと感じたんですよ。
でも今年のWPCはWindows Vistaというビッグタイトルがあったのに、
私にはいまいち盛り上がってないように感じられました。
会場の広さが去年の半分に縮小されていたこともあるんでしょうが、
去年のW-ZERO3のが例外だったんでしょう、きっと。




まぁ、そんなこんなで会場内で見つけたものをいくつかご紹介。


● Microsoft【Windows Vista/Office 2007】



まず会場のかなりの面積を占拠していたMaicrosoftブースでは、
次期OSであるWindows VistaとOffice 2007を体験できました。
ブース内にはかなりの数の体験用PC(おそらく100台近くあります)が置いてあり、
VistaやOffice 2007を試用することができました。
置いてあったノートPCで初めてVistaに触れたんですが、なかなか軽快に動いてくれました。
巷では激重との噂もあったんでちょっと拍子抜けしたんですが……システムプロパティを見て納得。
Core Duo 2.00GHzに2GBのRAMを積んでました。
そりゃぁそれだけのスペックがあれば軽快に動きますわ……。

Vistaは重い、というイメージを払拭するための作戦なんでしょうけど、
私としては少し古めのスペックのPCでも体験できるようにして、
どれくらいの動作をしてくれるのかが見られるとよかったかなぁ。
Vistaのイメージダウンにつながるから絶対やらないだろうけど。





● Willcom 【9】

去年のWPC EXPO 2005ではW-ZERO3で一大センセーショナルを巻き起こしたウィルコム。
去年はハードウェアの紹介が主でしたが、今年はW-ZERO3/[es]本体よりも、
周辺機器を使ったソリューションの紹介に重きを置かれていました。
そういったプレゼンはもちろんW-ZERO3[es]のパワポをビデオカードで出力。
手もとのW-ZERO3[es]の十字キーだけでスライドが切り替わっていくので、
なかなかスマートなプレゼンになっていました。
あれがBluetoothでケーブルレスで繋がっていればもっとスマートなんですけど(^^;

それからWILLCOM SIM STYLEのWS009KE「9-nine-」も触れました。



重さ67g、薄さ11.5mmの軽量スリムボディーにNetFrontを搭載し、
こんなに小さいのにPC向けサイトが閲覧でき、POP/SMTPメールも読めます。
画面は2.0インチとやや小さいですが、本体そのものが小さいので気になりません。
UIも作りこまれているのでセンスよく、さらに動作もなかなか軽快です。
何より67gは軽い!

この小ささでPCブラウザにメールができるので、
正直これ一機で間に合う人もいるんじゃないでしょうか。





● マイタックジャパン 【Mio Digi Walker】

一昔前は低価格PocketPCを売っていたマイタックジャパンですが、
最近はGPSナビができるPocketPC、Digi Walkerというカタチで売り出していますね。
従来のモデルと違いGPSユニットが本体内蔵になりすっきりしました。



国内メーカーが次々とPocketPCから撤退したなか、頑張ってもらいたいところ。





● PBJ 【スマートキャディ/EX】

Origamiのコードネームで開発されたUltra Mobile PC「UMPC」。
その日本第一号であるSmart Caddieの販売元がこのPBJです。
最近後継機であるSmart Caddie EXを発表し、今回も出展されていました。



触ってみた印象ですが……初代より軽くはなったものの830gはまだちょっと重いです。
特徴的なインターフェイスである「ダイヤルキー」も決して使いやすいものでもなく、
キーボードレスモバイルPCとしては中途半端に感じます。
リビングで自由に使うPCというイメージなんでしょうが、果たしてUMPCに未来はあるのか。
もう少し見守りたいと思います。
追随する商品が出ないあたり、すでに未来が見えてるようにも感じますが……






● Tinnos Japan 【blufin】

PocketPCユーザーのBLOGで、近頃静かな盛り上がりを見せているのがこのblufin。
30GBのHDDに入れた画像や音楽、動画ファイルを楽しむポータブルマルチメディアプレーヤーですが、
OSにWindows CE 5.0 Professional Plusを搭載しているのでPDAとして使えます。
ただ、Windows CE5.0のUIはWindows Mobile 5.0とはかなり異なります。
見た目はほとんどSigmarion3のUIと変わらないので、Sig3使いには違和感無く使えます。
コンテキストメニューの呼び出しがタップ&ホールドのPocketPC風に変わってましたが。

PocketPCユーザーとしては30GBのHDDを積んだCE機というと気になりますが、
実際に持ってみると30GBのHDDがあるとはいえ、260gというのはちょっと重いですね。
初代W-ZERO3くらいの大きさ・重さになってくれるといいんですけど。





● 東京工科大学 【工科大ケータイ】
出展団体リストを見たときには全く興味がわかなかったブースですが、
意外と(と言ったら失礼ですが)東京工科大学のブースは面白かったです。
展示されているのはその名も「工科大ケータイ」。



ケータイという名がついていますが、中で動いているのはLinux。
そのブート画面ではおなじみのペンギンが表示されていました。
ケータイと言うよりもLinux PDAというほうが正しいようで、
使い方もPDAのようなものを前提としているようです。
ただし使いこなすにはLinuxをごく自然に扱えるほどの知識が必要だとか。
Linux好きにはたまらないデバイスかもしれません。

WPCに行く機会がありましたら、一度手にとって見てみてください。
ケータイの中でペンギンが動いているのはなかなか見ものですよ(笑)



  

といった感じのWPC TOKYO 2006でした。
冒頭で期待はずれとか言ってましたけど、こうして記事にしてみると、
意外と楽しんできてたんですねえ(´~`;)

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