新宿のヨドバシでWillcom 03とWillcom D4の実機を触ってきましたので、
ちょっとだけ感想を書いてみます。
まずアドエスの後継機となるWindows Mobile搭載のWillcom 03ですが、
縦に長いところが不満点であったアドエスに比べて短くなり、
よりふつうのケータイのサイズに近づきました。
見た目もそうですが、持ってみるとやはり小さく軽く感じます。
ただ、前面からハードキーを排し変わりにソフトキーボードを備えた
フラットサーフェスデザインは私には受け付けられませんでした。
カーソルキーなどは、押してるのか押していないのか分からないソフトキーよりも、
絶対にハードキーのほうが使いやすいと思います。
ソフトキーを押すたびに「ぶるっ」と震えるので入力されたかどうかは判断がつくのですけど、
しょっちゅうブルブルされるのでうっとうしいことこの上ないですし。
それにカーソルキーモードとテンキーモードの切り替えボタンが右側面上部にあるのもどうなんでしょう。
もっと切り替えやすい位置にあるべきだと思うんですけど。
というわけでWillcom 03はRem的にはナシでした。
特殊なインターフェイスでも慣れで克服できることがあるので、
今回のように短時間触っただけで判断するのはあまりよくないように思いますけど、
iPhoneに悪い影響を受けてしまったように感じました。
03とアドエスのどちらかをくれると言われたら、アドエスをとるかもしれませんねぇ。
おつぎはVisatの動くMID（Mobile Internet Device）、Willcom D4です。
500gを切る重量でVistaが動くというD4ですが、標準バッテリーで1.5時間しかもたないという
かなりありえない仕様が先日発覚したばかりだったりします。
電池のもちは無視するとして、デバイスの出来はどうだったかについてちょっと書きますね。
まず外見ですが、なんだかPCっぽくないです。
かなり横に長いうえに表面が光沢仕様のせいか、家電のように見えます。
よく言えば生活に溶け込みそう、悪く言えば安っｐ（ｒｙ
サイズはそれなり。PCとしては圧倒的に小さいですが、Sigmarion3ユーザーからすると
「ようやくこのサイズのPCが出たか……」というプチ感動程度の感想になるかなぁ。
また操作性についてですが、ディスプレイ両脇にあるタッチパッドが意外に使いやすいです。
チルトディスプレイは無段階で傾きを調節できるので、場面によって見やすい角度にできそうです。
ただキーボードが03のようなキーストロークの少ないものなので、
長文を打とうとするとちょっと打ちにくく、疲れそうです。
電池ももたないことですし、文字打ちデバイスとしてはSig3の方が圧倒的にいいでしょうね。
以上がWillcom 03＆D4の簡易レビューでした。
なんとなくWillcomの迷走っぷりが感じられたような気がしました……
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ウィンドウズキーあたりに切換を仕込めばまだどうにかなりそうですが、使う人はフリーソフト待ちになっちゃいますね。僕はまだ様子見をしようと思います。
結構辛口のレビューになってしまいました（汗）
ウィルコムには頑張ってもらいたいんです、ホント。
使ってくうちに違和感なく使いこなせるようになるのかもしれません。
Bluetoothも付いたしワンセグも内蔵されたしで03になって良くなった部分も多いのですけど、
あのタッチキーで相殺もしくは一歩後退しているように思います。
かといってハードキーにするとアドエスのように長くなってしまうし、
じゃあ液晶をWVGAからVGAにしたら短くなるじゃないと言えば、スペックダウンが悪い印象を与えますし……
気が早いですけど、後継機だとどうなるのかが気になります。