
カスタム743ウェーバリーを買って、1週間が経ちました。
この間に中間試験の問題作成があったので、さっそくガシガシと使いましたよ。
もちろん試験問題の原稿そのものは手書きではなくWordで作りますけど、
いきなり真っ白なWordの画面に向かうと頭の中も真っ白になるので、
作る前にはマインドマップで今回の範囲を紙面に広げてみたり、
A4ニーモシネの上にごちゃごちゃとアイデアを書き出したりします。
そういうアイデア出しに使うには、ウェーバリーはとってもいいペン先ですね。
書き出しでかすれることもなく、潤沢なインクフローゆえスラスラ書けます。
ペン先は柔らかいです。さすがにフォルカンほどの柔らかさはありませんし、
ビンテージものではないので、ペンの先端だけがしなるだけです。
それでもペンを走らせるたびにフワフワと柔らかくしなります。
萩原店長いわく、SM(ソフトミディアム)程度の柔らかさはあるそうです。
立てて書いても寝かせて書いても同じ太さで滑らかに書けて、
しかもそれなりに柔らかくて書いていて楽しい。
ウェーバリーは道具としても趣味としても使える、オールマイティーなペン先じゃないでしょうか。
なんて褒めてばかりだと何かの回し者みたいなので、気になる点も書いておきます。
まずペン先が上に反った特殊な形をしているため、筆記ポイントが
一般的な万年筆よりもちょっとだけペン芯から離れた位置にあります。
これが原因で、慣れないうちは書き出し時に違和感を感じてしまいます。
いったん書き出しはじめると大丈夫なんですけど、紙に接するタイミングが
ほんのちょっとだけ遅いので、初めはヘンな気がしちゃいます。
それからインクフローがかなりいい、というよりもちょっと多すぎるくらいなのも
気になるといえば気になるところです。もともとさらっとしていてフローのいい
色彩雫の孔雀を使っていることもあるのでしょうが、書いた後数秒待たないと
触ることができないくらいにドバッとインクが出ます。
ニーモシネや、場合によってはノーブルノートですら滲んだりするのには驚きです。
インクフローがいいということでインクの消費量も激しいです。
1.1ml入るCON-70でも、1日使ったあとに見ると目に見えてインクが減っています。
この燃費なので、一週間経たないうちにすでにインクの補充をしています。
欠点というほどではありませんが、筆記量が非常に多い人ならば1日ので使い切ったりするのかも。
ペン芯が馴染んでないから、ということならそのうち落ち着いてくると思いますが、
あんまりドバドバ出るようなら萩原店長に調整してもらいに行くかもしれません。
あと、見た目がシンプルすぎるというのも欠点といえば欠点かも。
おそらくずっと持っていても飽きがこないデザインだとは思うのですが、
もう少し華やかなデザインのペンにウェーバリーが付けばいいのにな、とも思います。
ともあれまだ使いはじめから1週間しか経っていません。
これからも末永くお願いしますね、ウェーバリー君。