新年最初のサッカーの試合は、2005年シーズン最後の試合となる天皇杯決勝だ。
我らが浦和レッズと清水エスパルスの対決は、浦和の25年ぶりの優勝という結果になった。
浦和はシーズン前半で思うようにいかないことが多かったが、
後半から追い上げて2位の成績でシーズンを終えている。
対する清水はレギュラーシーズンは15位で、J2降格争いというという不本意な経験もした。
しかしながら天皇杯での戦いを見ると、準決勝まで無失点としっかりとした守備をしている。
この強固な守備を浦和の攻撃陣がどうやって崩していくか。
これが浦和の優勝へのポイントだった。
前半から試合を支配していたのは清水。
準決勝までの堅牢な守備は健在で、しっかり守った後のカウンターで
レッズサイドのゴールを脅かしていた。
中盤でもエスパルスがボールを支配していて、
ポンテや長谷部がいい形でボールを触ることができなかった。
それでも清水の攻撃をなんとか防いだ末に向かえた前半39分。
左からのコーナーキックに反応した堀之内がヘディングシュートを放つ。
これはゴールにはならなかったものの、そこからこぼれたボールを山田がセンタリング、
さらにそれがDFに当たりこぼれたボールを三都主がゴール前に放りこむと、
ポジションをうまく変えてDFのマークを外した堀之内が再びヘディングシュートを放つ。
これがゴールネットを揺るがし、劣勢に見られたレッズが先制点をとった。
1-0で折り返した後半は、終始エスパルスのペース。
負けじと攻撃を試みるも、しっかりと守備を固めた清水陣営を崩すことができず、
逆に相手の逆襲をくらって危ないシーンも何度かあった。
それでもレッズDFの体を張った守備でなんとか防いでいた。
特に細貝はルーキーながら素晴らしい活躍だったと思う。
レギュラーシーズンでは出番が少なかったものの、
天皇杯に入ってからは何度もフル出場し、経験を積んだようだ。
それから後半20分に岡野に変えて横山を入れた後に、
右サイドに山田を置いたのが効を奏した。
粘り強い守備ができる山田がサイドに入ったことで、
レッズのディフェンスが安定するようになったのだ。
そんなDF陣の頑張りにレッズ攻撃陣が応えたのが後半28分。
ポンテ→長谷部→ポンテとワンツーパスで繋ぎ、
さらにポンテが出したパスの先、ペナルティーエリア内にいたのはマリッチ!
この試合を限りに浦和退団が決まっていた男が放ったシュートは、
見事ゴール右上隅に突き刺さり、2-0となった。
その後清水の市川にゴールを許し、再び1点差となるが、
後半38分に清水MF平松がこの日2枚目となるイエローカードをもらい退場となり、
もはや清水が追いつくすべはなくなっていた。
平松は準決勝のセレッソ大阪戦でもいい働きをしていただけに、
正直もったいないカードでもあったのだが、ここはレッズファンとしては喜ぶところ。
人数差ができたその後はしっかりとボールをキープしてタイムアップ。
前身の三菱重工として25年ぶり、浦和レッズになってからは
初の天皇杯優勝を手に入れたのだった。
これで浦和レッズは03年ナビスコカップ優勝、04年J1 2ndステージ優勝、
05年天皇杯優勝ということで、この3年間はかならずタイトルを手にしている。
弱かった頃がまるでうそのようである。やっと常勝チームになってきたようだ。
でもこれで安心してはいけない。
過去に天皇杯で優勝したチームには01年の京都パープルサンガや
04年の東京ヴェルディなどがあるのだが、この2チームは天皇杯に優勝した年は失速し、
果てはJ2降格ということも起きているのだ。
もちろん天皇杯に勝ったら成績が絶対悪くなる、ということはないし、
レッズの選手の顔ぶれを見てもすぐに失脚するような事態は起きないだろう。
それでもZEROXカップや東アジア選手権など、優勝したチームは他のチームに比べて
試合数がグンと多くなり、過密スケジュールになってしまう。
さらに今年はW杯ドイツ大会もあり、日本代表に選手をもってかれる。
05年のマリノスの不調の原因の一つがこの過密スケジュールだったことを考えると、
天皇杯に優勝したからといって、簡単に安心できるものではない。
分厚い選手層で東アジア選手権とJリーグを乗りきって欲しいものだ。
新年始まってなかなか記事を更新できていませんでしたが、今日から再開です。
今年もおそらくまったりとした更新頻度となると思いますが、
これからもよろしくおねがいします。
我らが浦和レッズと清水エスパルスの対決は、浦和の25年ぶりの優勝という結果になった。
浦和はシーズン前半で思うようにいかないことが多かったが、
後半から追い上げて2位の成績でシーズンを終えている。
対する清水はレギュラーシーズンは15位で、J2降格争いというという不本意な経験もした。
しかしながら天皇杯での戦いを見ると、準決勝まで無失点としっかりとした守備をしている。
この強固な守備を浦和の攻撃陣がどうやって崩していくか。
これが浦和の優勝へのポイントだった。
前半から試合を支配していたのは清水。
準決勝までの堅牢な守備は健在で、しっかり守った後のカウンターで
レッズサイドのゴールを脅かしていた。
中盤でもエスパルスがボールを支配していて、
ポンテや長谷部がいい形でボールを触ることができなかった。
それでも清水の攻撃をなんとか防いだ末に向かえた前半39分。
左からのコーナーキックに反応した堀之内がヘディングシュートを放つ。
これはゴールにはならなかったものの、そこからこぼれたボールを山田がセンタリング、
さらにそれがDFに当たりこぼれたボールを三都主がゴール前に放りこむと、
ポジションをうまく変えてDFのマークを外した堀之内が再びヘディングシュートを放つ。
これがゴールネットを揺るがし、劣勢に見られたレッズが先制点をとった。
1-0で折り返した後半は、終始エスパルスのペース。
負けじと攻撃を試みるも、しっかりと守備を固めた清水陣営を崩すことができず、
逆に相手の逆襲をくらって危ないシーンも何度かあった。
それでもレッズDFの体を張った守備でなんとか防いでいた。
特に細貝はルーキーながら素晴らしい活躍だったと思う。
レギュラーシーズンでは出番が少なかったものの、
天皇杯に入ってからは何度もフル出場し、経験を積んだようだ。
それから後半20分に岡野に変えて横山を入れた後に、
右サイドに山田を置いたのが効を奏した。
粘り強い守備ができる山田がサイドに入ったことで、
レッズのディフェンスが安定するようになったのだ。
そんなDF陣の頑張りにレッズ攻撃陣が応えたのが後半28分。
ポンテ→長谷部→ポンテとワンツーパスで繋ぎ、
さらにポンテが出したパスの先、ペナルティーエリア内にいたのはマリッチ!
この試合を限りに浦和退団が決まっていた男が放ったシュートは、
見事ゴール右上隅に突き刺さり、2-0となった。
その後清水の市川にゴールを許し、再び1点差となるが、
後半38分に清水MF平松がこの日2枚目となるイエローカードをもらい退場となり、
もはや清水が追いつくすべはなくなっていた。
平松は準決勝のセレッソ大阪戦でもいい働きをしていただけに、
正直もったいないカードでもあったのだが、ここはレッズファンとしては喜ぶところ。
人数差ができたその後はしっかりとボールをキープしてタイムアップ。
前身の三菱重工として25年ぶり、浦和レッズになってからは
初の天皇杯優勝を手に入れたのだった。
これで浦和レッズは03年ナビスコカップ優勝、04年J1 2ndステージ優勝、
05年天皇杯優勝ということで、この3年間はかならずタイトルを手にしている。
弱かった頃がまるでうそのようである。やっと常勝チームになってきたようだ。
でもこれで安心してはいけない。
過去に天皇杯で優勝したチームには01年の京都パープルサンガや
04年の東京ヴェルディなどがあるのだが、この2チームは天皇杯に優勝した年は失速し、
果てはJ2降格ということも起きているのだ。
もちろん天皇杯に勝ったら成績が絶対悪くなる、ということはないし、
レッズの選手の顔ぶれを見てもすぐに失脚するような事態は起きないだろう。
それでもZEROXカップや東アジア選手権など、優勝したチームは他のチームに比べて
試合数がグンと多くなり、過密スケジュールになってしまう。
さらに今年はW杯ドイツ大会もあり、日本代表に選手をもってかれる。
05年のマリノスの不調の原因の一つがこの過密スケジュールだったことを考えると、
天皇杯に優勝したからといって、簡単に安心できるものではない。
分厚い選手層で東アジア選手権とJリーグを乗りきって欲しいものだ。
新年始まってなかなか記事を更新できていませんでしたが、今日から再開です。
今年もおそらくまったりとした更新頻度となると思いますが、
これからもよろしくおねがいします。
でも、相変わらずのシルバーゲッター。
レッズはシーズンチャンプ惜しかったですね!
それはそうとアレックス返してください(ぉぃ
その辺りも楽しみに一つですね。
エスパルスはほんと、ディフェンスがタイトで辛かったです。
中盤でボールを拾えないこと拾えないこと。
シーズン終盤になって若手が育ちましたよね。
今年のシーズンでいいパフォーマンスを見せてくれるといいですねぇ。
それとアレックスは……ごめんなさいごめんなさい(笑)