初代iPhoneよりあとに発売されたスマートフォンには、
ハードウェアキーの数が少ない機種がちょくちょく存在します。
X02Tもそのひとつでして、電源、カメラ、音量大・小と、ホーム、バック以外には
ハードウェアキーが存在しません。
これがiPhoneなら最初からハードキー無しを前提にOSが作られているからいいのですが、
(良くも悪くも)歴史のあるWindows Mobileだとそうはいきません。
どうしても上下左右と決定キーが欲しくなるようなときがあるのです。
そういうときに困らないよう、X02Tには実はフローティングパッドなるものが
プリインストールされています。
簡単に言えば、画面上にカーソルボタンを表示し、それを押すことで
アクティブなアプリに上下左右および決定キーのキーコードを送ることができるというもの。
これは本体下部中央の「UIキー」を上向きになぞることで起動します。
起動のしかたが分からなくて困る人が多いみたい。かくいう私もそうでした。

あまり慌てず、ゆっくり上へとなぞったほうが確実に起動できます。
ちなみにUIキー上であればどこからなぞりだしてもOK。
ただこのフローティングパッド、少々不透明度が高いため、
下にあるアプリが見づらくなると言う欠点もあります。
そこで右脳^^部屋さんの「フローティングパッドの変更。」を参考に、
フローティングパッドの透明化を行いました。
やることは簡単でして、\Windowsフォルダ直下にある
img_0321.bmp~img_0324.bmpたちを書き換えるだけ。
img_0377.bmp~img_0385.bmp
img_0403.bmp~img_0414.bmp
なにも触っていないときの外観はimg_0321.bmpなので、これだけいじればとりあえずOKです。
私はデジこもの好きさんのT-01A:スケスケ・フローティングパッドの
記事にあるファイルを使わせていただきました。

そして、さらに目立たなくさせるために、周りにある枠を全て黒く塗りつぶしました。
それから赤系のテーマを使っているため、見やすいように色を青に変えてしまいます。

その結果……

おお、これは見やすくていいかも!
ひとつだけ注意書きを。
おそらくbmpファイルの書き換えはPCで行うと思いますが、
書き換えたファイルを「Windows Mobile デバイス センター」経由で
Windowsフォルダヘ送ろうとするとエラーになってしまい失敗します。
まずX02TのMyDocumentsフォルダなどにファイルを移動させ、
さらにGSFinderなどのファイラーでWindowsフォルダに移動させるとうまくいくようです。
こんな手があるとは。(^^♪
週末に試してみます。