PocketPCでPIM

　スマートフォン特集があったので買ったReal Design2007年1月号、スマートフォンはあくまでサブ特集だった。では本特集は何なのかというと、「次に欲しいペンと手帳」というものだった。

　ペンに関してはよく使うものだし、デザインも使い勝手もいいものを選びたいので参考になったのだけど、手帳の方は私にはあまり興味を惹かれなかった。「ここの手帳のアドレス帳は別冊になっていて、毎年手帳を買い換えても使いまわせる」だとか「1週間の予定を時系列で並べられる」だとか、「ToDoメモ欄が便利」だとか、色々と利点を書いてあるのだけど、「PocketPCで全部できるじゃん」のひとことで済んでしまうのだ。


　私が今rx1950で使っているのは、スケジュール管理がOffisnail Dateと、ToDo内蔵のToDoで、NegiTodayToDoとNegiTodayAgendaを用いてToday画面に表示させるようにしている。

　Offisnail Dateは標準の予定表を置きかえるというコンセプトのスケジュールソフト。予定を素早く簡単に入力できるように作られている。新規の予定を入力したければ、時間をぐっとドラッグすると予定を書きこめるようになっているし、片手操作を目指したUIなので画面をタップしなくても様々な操作ができるところも魅力のソフトである。
　私としては新規入力時に１時間単位でしか予定を入れられないのが不満ではある。30分単位の予定も一度１時間単位で入力した後修正しないといけない。ここは標準の予定表のように、１時間単位と30分単位のどちらかを選べるようになっていると嬉しい。できれば「○時に待ち合わせ」というピンポイントに時間を指定する予定も楽に入力できるといいのだが……そこまでは期待しすぎだろうか。

　それからToDoの内容も表示できれば嬉しいのだけど、これは作者のコンセプトにそぐわないらしい。そういうのはTodayプラグインでやれということなのだろう。e550GXを使っていたときはtAgendaという、予定とToDoをまとめてひとつのカレンダーに表示してくれるTodayプラグインを愛用していたのだけど、これがWindows Mobile 5.0では動かないのだった……予定やToDoの編集までできて優れものだったので、できればWM5.0対応して欲しいところである。


　PocketPCでスケジュールを管理するようになって早６年。繰り返し予定の作成が容易なこと、データバックアップが楽なこと、数年前の予定も蓄積できること、さまざまな表示形式が取れることなど、PocketPCでのスケジュール管理は利点が多い。使いづらいところが無いわけでもないけど、そこはPocketPCへの慣れと愛情でカバーしてしまっている。

あいかわらず筋金入りのモバイルバカなRemなのである。