
読書メーターの私のページを見ると、読み終わった本のサムネイルがイタイことになっています(笑)
つまり、こういうことです(爆)

読書メーターの「みんなの読み終わった本」にあった”文学少女”シリーズを、
この10日間ほどずっと読んでいました。先日無事に全8巻を読破しました。
出所がファミ通文庫で表紙がこんなで、さらに設定が
物語を”食べちゃうくらい”深く愛している”文学少女”のヒロインと、 元『14歳の天才美少女作家』の主人公(♂)のお話 |
という調子のバリバリのライトノベルなのですが、各巻とも実在の文学作品を題材としているので、
「ライトノベルの皮をかぶった純文学入門書」なんて言われてたりする作品です
(とはいえキャラの作りや文章の読みやすさなんかを見ると、やっぱりラノベなのですが)。
各巻で題材にされている作品は以下の通り。
すいません、賢治の「銀河鉄道の夜」しか読んだことありませんでした_| ̄|○
1巻 人間失格(太宰治) 2巻 嵐が丘(エミリー・ブロンテ) 3巻 友情(武者小路実篤) 4巻 オペラ座の怪人(ガストン・ルルー) 5巻 銀河鉄道の夜(宮沢賢治) 6巻 夜叉ヶ池,草迷宮,外科室(泉鏡花) 7巻 狭き門(ジッド) 8巻
名前は知っているけど読んだことが無かったのが「人間失格」と「友情」と「オペラ座の怪人」、
泉鏡花は名前は知っていましたが作品名までは記憶に無し。
「嵐が丘」と「狭き門」にいたっては、タイトルすら知りませんでした_| ̄|○
まあ”文学少女”自体は題材の作品を読んでいなくても読み進められましたけど、
できれば題材を読んだ上でもう一度読み直したいなと思います。
肝心の中身ですが、1巻からネタ本が太宰のしかも人間失格という段階で想像がつくかもしれません。
表紙の遠子先輩に惹かれて読むと痛い目に会います(笑)
某事件を呼ぶ頭はオトナで体はコドモなマンガ並みに事件が色々起こるんですが、
どの巻も重たい設定のキャラクターばかりです。
女性の書いた物語らしく(?)生々しい話が多かったですねぇ。
あと、どの巻も「ミスリード」を誘うような作りをしているので、続きが気になる本でもあります。
特に1巻は先が気になってしょうがなくてしまい、仕事帰りに歩きながら読むなんてことをしちゃったくらいです……
というわけで10日間で一気に読み終えてしまった”文学少女”シリーズなのでした。
読み終えたからには、題材となった本まで読んでみたいと思います(;´~`)
神に臨む作家まだ読んでない!!買わねば!!