昨日11月3日文化の日に行われたナビスコカップ決勝戦は、両者譲らずPK戦までもつれこみ、
最後は4本のPKを決めたFC東京の初優勝で幕を閉じました。
昨日とんでもない意気込みの記事を書いてしまったので、とってもカクーンとしているんですが、
以下いつもどおり評価です。
得点シーンがないし、レッズが負けたのでテンション50%減(当社比)です。
序盤はややFC東京ペースでした。
俊足の揃ったレッズFWにスペースを与えない守備を引きましたが、
守備に徹したわけでもなく、ルーカスや石川を起点に押し込んでいました。
特に石川はレッズのシステム3-4-3の盲点となるレッズ左サイドを何度もかけあがっていて、
見てる方をハラハラさせてくれました。ネネの足じゃあ、石川のドリブルには追いつけません……。
でも、一方のレッズも負けてません。押し込まれることが多かった序盤も、
3バックで奪ったボールを中盤へつなぎ、すぐに最前線にはたいてFW陣を走らせる。
今のレッズの快進撃の源であるエメルソン、田中達也、永井の3トップがFC東京の懐深いところを
引っ掻きまわすと、前半○分までにFC東京に2枚のイエローカードを与える結果となりました。
ここまで両者ともに早いパス回しで、ボールの落ち着かない展開でした。
けれどどちらも点を決めるまでにはいたらず、25分過ぎからは落ち着いた試合運びになります。
そして試合が大きく動いたのが前半29分。
ゴール前で永井からのパスを受けようとしたところを、FC東京DFのジャーンに引っ掛けられます。
このプレイでジャーンはこの試合2枚目のイエローカードを貰い、これによってFC東京は
前半30分という非常に早い時間帯で1人少ない10人で残りの時間を戦いぬかなければいけない、
非常に厳しい立場に立たされました。
今思えばこのジャーンの退場が、この試合のキーポイントだったんでしょう。
一人少ない状況にたたされたFC東京が、確実な守りをするようになったんです。
FC東京の原監督はダブルボランチの一人、三浦を下げてボランチを今野一枚にします。
この今野が要所要所で(レッズファンとしては)しなくてもよい活躍をしましたよ。まったくもう。
このあと0-0で前半が終わり、後半は浦和も東京も互いに攻撃を仕掛けますが、
やっぱり点には結びつかず延長戦に突入。
しかし延長戦に入っても浦和は東京の守備を崩すことができず、
PK戦までもつれこみました。
そしてPK戦は4-2となり、レッズの連覇の夢はなくなしました。
とにかく昨日の試合は、FC東京が良く守ったなあと思います。
レッズFW陣に何度もドリブルで突破されたけど、最後のシュートのところでうまく守ってました。
どうもレッズはFC東京のDF陣とは相性が悪いようです。というか、東京がよく研究してますよ。
ジャーンの二枚目のイエローについてはいろいろ思うところがありますね。
確かにあの場面で倒したらイエローカードが出てもおかしくないですが、
前半のうちに2枚目を出してしまうのはどうでしょう?
2枚目のイエローカードをもらった後、しばらく泣き崩れてしまったジャーンの気持ちは
テレビ中継を見ていて痛いほど伝わってきました。
決勝戦で、初のタイトルがかかった試合で、前半に退場ですから、
感情の線がぷつんと切れてもおかしくありません。
でも、あのイエローカードで東京が「しっかり攻めてしっかり守る」ようになってしまったんですよね……
さて、ナビスコカップは負けても、浦和には2ndステージ優勝という大きな夢が残っているわけです。
残ってはいるんですが……この先結構心配です。
なにしろ他のチームは中6日で第12節に望めますが、レッズはなんと中2日でエスパルス戦が待っているんです。
しかもあの120分の死闘のあとです。
まだまだ優勝への道のりは厳しいみたい。でも、頑張れレッズ。
ステージ初優勝は目の前だ!
FC東京の守備は中盤からプレスをかけて数的優位をつくり、レッズの武器である速さを殺していたように思います。
次は中二日ですか・・・。さすがにきついですね。
エスパルス戦、もう明日なんですね。
中二日って厳しいですよ。しかもレッズだけ。
マリノスもそうだけど、強いクラブはスケジュールがキツイですねぇ。
あれ? ずいぶん昔、Jリーグって一週間に2回試合してませんでしたっけ?
私の気のせいでしょうか?