色彩雫 冬柿と土筆と山栗

mixiの色彩雫コミュや２ちゃんの文房具板のインクスレで
色彩雫の新色「冬柿」「土筆」「山栗」が発売されたという情報を知り、
さらに通りすがりさんから「銀座の伊東屋にありましたよ」とのコメントをいただいたので、
仕事帰りに新宿伊東屋に寄ってきました。

そしたらパイロットフェアの最中だったらしく、
万年筆コーナーの真ん中のテーブルが丸ごとパイロットの製品の展示になっていて、
その中央には色彩雫シリーズ全種がプレラに入れられ、試筆できるようになってましたよ。
もちろん新色３種も試筆できたので、色々と書いてきました。





紅葉、夕焼け、冬柿、土筆、山栗は伊東屋にあったプレラ(M)で書いたもので、
他は私の持っているペンとインクで書いたものです。
ちなみに露草はキャップレスデシモ(F)、孔雀はカスタム743ウェーバリー、
冬将軍はプレピー(0.3)、躑躅はパイロット組み立て教室のペンで書きました。



で、肝心の色彩雫新色なのですが、まず「冬柿」の濃い色に感激です。
予想通りに落ち着いたオレンジ色でした。
色彩雫シリーズにはすでにオレンジ系として「夕焼け」が発売されていますが、
こちらはどちらかというと透明感がある色で、やや黄色に寄ったオレンジ。
一方の冬柿はというと、朱色に寄ったオレンジ色で、こってりとした色合いをしています。
真っ白な紙に書いても鮮やかに発色してくれるので、夕焼けよりも使える色ではないかと思います。


次に茶系の「山栗」と「土筆」ですが、山栗はずばり言うとこげ茶色です。
少し濃淡が出るようで、インクの乗った部分はほとんど黒に近いこげ茶色ですが、
ペンの走ったところは暗めの茶色に見えます。
普段使いのインキとしてまったく問題無い色だと思います。

一方の土筆はというと、山栗よりも赤みの入ったいわゆる茶色の発色です。
これが蛍光灯の下ではなんとも言えない風情のあるいい色に見えるんですよ。
濃淡も山栗よりは出やすいようで、ペンが走った部分は明るい茶色になります。
とはいえセピアよりも濃い色合いなので、こちらも普段使いとして問題無いでしょう。



ということで、今回の色彩雫新色３種はどれもいい色合いだと思います。
現状では入れるペンが無いですし、我が家の色彩雫シリーズがすでに




こんな状況ですので、当分買わないと思いますが、仮に買うとしたら土筆かなぁ。
試筆する前までは山栗だと思ってたんですけど、実物を見ると山栗では
ちょっと落ち着きすぎていてつまらないかな、と感じました。ほとんど黒みたいですし。
その点土筆はしっかりとした茶色だけど、明るすぎずいい雰囲気を持っています。
新たにペンを仕入れたときに、一緒に買うかもしれません。