Sig3の無い生活

LOOX P70XNに慣れるためにこの一週間はSig3の無い生活を送っていました。
感じたことを軽く書いてみたいと思います。

良い点

Windowsであること

　Windows Vista Home Premium搭載なので当たり前ですが、デスクトップで使っているソフトがそのまま使えます。OfficeだってPC版が使えますし、家のPCで使っているPict Bear SEやSAIなどのグラフィックソフトも使えます。Sig3のときはプリントや試験問題の下書きまではできてもそこから先の整形はデスクトップPCでしかできなかったので、どこでもWindowsのソフトが使えるのは便利ですね。

電池がもつ

　Wordで授業プリントを作ることが多いのですが、バックライトを8段階中5段階の明るさにした状態でキーボードを打ち続けた場合、標準バッテリーでも３時間近くもちます。Lバッテリーにするとなんと7時間近く使えます。Windowsが使えてこの駆動時間の長さは強みです。

悪い点

重い

　Window Vista搭載のモバイルノートとしてはいつも450gしかないSigmarion3を持ち歩いていたので、997gのP70XNは重く感じます。特に書類やら授業プリントやら教科書やら参考書やらで私のかばんはいつも重いので、P70XNの重さでも十分重いと思ってしまいます。
そうは言ってもこれ以上軽くてキーボードが変則配列で無い機種も無いですし、タッチパネル付きのものも無いですから、ぜいたくは言えないのですけど。

Vistaが重い

　Core2 SoloのU1400にメモリ１GBという構成はXPなら十分なスペックでしょうが、Vistaではちょっと心許ないです。特にOSそのものに一気にメモリを持っていかれるので、メモリ1GBだとすぐにHDDにスワップしにいってしまうのが困りもの。1.8インチ5400回転のHDDにスワップされると動作がものすごーく緩慢になります。どれくらいかというと、×ボタンを押してもウィンドウが閉じられなくなるくらい。使い物にならないレベルです……。スワップさえ起こらなければ問題なく使えるんですけどね。現在はUSBメモリでReady Boostしながら使っています。
これからWindow VistaのノートPCを買う人は間違いなくメモリ2GBのモデルを選ぶべきだと思いました。

キータッチが少し不満

　キーボードは軽めでカチャカチャいいます。キーピッチが16mmというのはいいのですがSig3よりもキートップが広いせいか、誤って隣のキーを押してしまうことがあるのが難点です。あとキートップがまっ平らなので指に引っかかりにくく、意図したキーを押せないことがあります。
キー配列もそこそこ普通だしキーピッチも十分で窮屈でないのはいいですが、イマイチなキーボードだと思いました。

ポインティングスティックが微妙

　キーボード中央にあるスティックはデフォルトの状態では、軽くたたくとクリックの代わりになります。この機能はマウスをつないでないときに便利なんですが、キーボード入力時にうっかり触ってしまい、入力位置がすっ飛んでしまうことがあります。感度設定をデフォルトより低めにして、さらにキーボード入力中はスティックを無効にさせることで対処しています。というかこの文章を打っている間に設定を変えられることに気が付きました（笑）。設定を変えたら誤入力が無くなりすこぶる快調です。

タブレットPCスタイルでのキーが足りない

　液晶をひっくり返しタッチパネル主体で使うことができるのですが、液晶側に十字キーなどが付いていないのでタッチパネル以外でポインタを操作することができません。これは工人舎の方ように操作ボタンをつけてほしかったところ。まあ、そうすると液晶サイズが小さくなっちゃうんですけどね。

とまあこんな感じ。書き出してみたら悪い点のほうが多いなぁ（笑）
けどそれなりに使えるし、上にも書きましたがWindows PCを持ち歩けるのが最大の利点で、
それを考えたら悪い点は帳消しになってしまうかな、と思います。
高い買い物だったし、授業に仕事にガシガシ使ってやるつもりです。