
F1100内覧会のレビュー記事です。
まずはタッチ&トライの感想からですが、昨日アップした記事にあるように、
あんまり詳しくは触ってきてなかったりします(´~`;)
それでもいくらか感想はメモってあるのでそれをアップします。
お決まりですが、今回触ったのはあくまで試作機ですので、
実際に販売されるものとは異なる点がある可能性があります。ご了承ください。
第一部 タッチ&トライ
台数
参加人数が90人ということでちょっと心配だった試用機の台数ですが、ふたを開けてみれば20台とそれなりに十分な台数が確保されてました。発表から時間も経っていることですし、これくらいの台数は確保できたようです。それでも結構混雑してましたけど。
サイズ
本体サイズはスライド閉時で112×51×16.9mm。FOMA D904iが110×49×16.8mmなので、D904iをイメージするといいかもしれません。手に持ってみると完全にフツーのスライドケータイサイズです。重さも134gと、サイズ・重さともに手になじんでいい感じです。
ちなみにこの幅51mmというのはケータイでいうところの「鉄則」のようなものだそうで、F1100がどれだけフツーのケータイを意識して作られているかがよく分かります。
Windows Mobile6 Standard
OSはWindows Mobile 6 Standardです。X02HTで使い慣れているのでもはや面白みに欠けますね……w それと、カスタマイズしていない状態だと恐ろしく使いにくいと感じてしまいます。逆に言えばカスタマイズしだいでいくらでも使い勝手を変えられるのが特徴でしょうか。
メモリはRAMが128MB、FlashROMが256MB。潤沢です。動作もさくさくしてました。これだけあればメモリ周りで困ることは無いでしょうね。X02HTを使っていてRAM64MBではちょっと足りないなと感じているので、ここは素直にうらやましいところです。
質感
カラーはダークワイン1色のみです。ビジネス寄りのデバイスなので仕方ないかもしれませんが、ちょっと男性的すぎるかなぁとも感じます。飽きの来ない色合いではありますけど。
それから背面がディンプル加工されているので滑りにくいのはポイントですね。片手で扱えるサイズとはいえ、つるつるすべるようでは安心して使えませんから。
キー
マルチキーはリブレスキー、テンキーはシートキーというように2種類のキーが使われています。使い勝手は、まあ押しやすいほうかなと思います。それからカーソルキーの上部に4つのワンタッチキーが実装されてます。このワンタッチキーはTPOに合わせて割り当てを3パターンに変えられるので、都合12種類の機能を割り当てられるそうです。
文字入力の様子を撮った動画はこちら。見てもらえばわかりますがなにやら入力に手間取っています。これはX02HTのQWERTYキーボードに慣れすぎて、テンキーでの文字入力がよく分からなかったせいです_| ̄|○ 私はきっともう、テンキーには戻れない体になってしまったんでしょう……
予測変換
デフォルトの状態での予測変換はATOKです。使ってみましたが、フツーのケータイの予測変換としか見えません。やっぱりWidnows Mobileにだって、予測変換は必要ですよね。ジャストシステムさん、いいかげんWindows Mobile用のATOKの一般販売をしませんかね?(笑)
それからF1100にはもうひとつ、T9という予測変換も組み込まれています。T9は「One-Key-Press-Per-Letter」という思想のもと作られていて、海外では有名な入力方式です。日本でもドコモのNシリーズには搭載されていたと思います。ATOKとT9の両方に対応しているのはいいですね。
電源コネクタ
コネクタも日本のケータイに合わせてあるというのが面白いところです。ドコモらしいといえばドコモらしいかな。けれどこういう試みは、ケータイユーザーを取り込むためには必要ですよね。
ドキュメントビュワー
本体内蔵のドキュメントビュワーでは、Office文書とPDFファイルの閲覧ができます。そしてなんとOffice Mobileは入っていません! 最初は「Windows MobileのくせにOffice Mobileが入ってないなんて!」とか思いましたが、冷静に考えるとテンキーで編集なんかやらないですよね、きっと。苦労しながら編集するよりも、片手での閲覧しやすさを優先したということでしょう。
実際のドキュメントビュワーの動作はこんな感じです。
まとめ
F1100はフツーのケータイを意識して作られています。見た目からしてそうなのですが、テンキーしかり、予測変換しかり、カスタマイズされたホーム画面しかり、なるべくフツーのケータイのユーザーが触ったときに違和感を感じないようにカスタマイズされています。しかしそのおかげで、素の状態のWindows Mobileに慣れている人間にはとっつきにくくなっている印象を受けました。
けれどケータイに歩み寄るというやり方は間違ったことではないと思いますね。生粋のモバイラーなんて一般のケータイユーザーに比べたらとても少ないですから、これから先Windows Mobileスマートフォンが浸透していくためにはケータイユーザーの取り込みが重要です。そういう意味では「まるでケータイのように使える」F1100のようなデバイスは必要です。そしてそれと同時にX02HTなりX01Tのようにある種とっつきにくい、使いでのあるデバイスも発売されていくことが、今後のWindows Mobileスマートフォンには必要なことでしょう。
ただ私はF1100は買う予定は無いですね。実際に触ってみても悪い機種ではないのですけど、やっぱりいまさらテンキーには戻れないなというのがその理由です。私がWindows Mobileスマートフォンにこだわる理由はそこなんですね。
というわけで、早く日本でもTreoが出てくれれば(ry
質感もよさそうで、ほしくなっちゃいました。
T9は慣れれば結構打てます。これもうらやましい。
個人的にはWM機の折り畳みがほしいですね。
普通の携帯ではカスタマイズができないので。
自身で購入ができないため、レビューしてくれている方がいると本当に助かります、ありがとうございます。。