やはりH/PCがいい

  モバイルギア２ R430を購入して、もう８ヶ月になる。購入以来、ゼミの原稿作りや教育実習の授業案作成、授業のノートテイキングにBLOGの原稿作成など、さまざまな用途にフル活用してきた。そんななかで、やっぱり文章書きにはHandheld PC（H/PC）だなあと思うことがよくある。実際自室にいる時でも、文章作成に使うのはデスクトップPCではなく専らH/PCである。PCよりもH/PCの方が文章を書きやすい。なんというか、頭で考えている文章を直接打ち込みやすい機械なのだ。

  H/PCはパソコンと違いディスプレーとキーボードの間隔が近いので、書いている文章を間近で見られる。これがH/PCを多用している一番の理由だと思う。私は10年以上パソコンのキーボードに慣れ親しんでおり、ブラインドタッチをある程度マスターしているから、パソコンで文章を打ち込む際に手元を見る必要はない。だから本来はどこに出力装置があったとしても変わりが無いはずである。これが紙と鉛筆で書くのなら絶えず手元を見る必要がある（そうしないと自分ですら解読できない記号を書くことになる）のだが、キーボードとブラインドタッチを使うならば手元を見る必要は無く、ディスプレーに出力される文章だけを見ていればよい。だからディスプレーが近くにあろうが遠くにあろうが関係無いように思うのだが、実際はそうでもないようなのだ。やはり自分が書いている文章は、自分に近い位置にあるほうが書きやすい。少し下を向きながら、H/PCの画面とにらめっこしながら文章を書き付けていく。このスタイルが私の体にしっくりくるらしく、結局文章書きにはいつもH/PCを使うようになった。

  それからH/PCのディスプレーがパソコンほど画面が広すぎず表示される情報量が少ないのも多用する理由の一つかもしれない。R430のディスプレー解像度はハーフVGAの640×240。一般的なディスプレーの解像度が1024×768（XGA）であることを考えると、R430の一画面で表示できる情報量はPCの５分の１である。一画面の情報量が少ないとスクロールを多用しなければいけないし、文章全体の構成を見渡す際には不利ではあるけれど、視線の移動が少ないという面では利点でもある。もしも原稿用紙数枚にわたる文章を見渡したいのなら、その文章をデスクトップPCに転送してPC版のWordで開き、大きな画面で編集すればよい。それに全体を見渡せない分、細部に目が付くという逆転の発想も通用する。こういう割り切った使い方をできるのも、H/PCの魅力だろう。



  そんなわけで何が言いたかったのかというと、随分前から書くぞ書くぞと言い続けている「PDA談義」なのですが、書いているうちに書きたいことがどんどん膨れ上がっているので今しばらくお待ちいただきたいということを言いたかったのですよ（←？）。現在TXTファイルにして24kB、原稿用紙に直すと30枚程は書き上げたのですが、書きたいことがどんどん出てきてしまって、収集がつかなくなっているのです（爆）。あれも書きたい、これも書きたい、そうするとこれも書いておかなきゃ……。例えばH/PCのことを書くなら入手難についても書かなければいけないし、そうすると中古品を買う際のアドバイスなんかもいれたほうがいいよな、などなどいろんなことが頭に浮かんできます。このまま全部書いていったらちょっとした冊子になりかねません(^_^;)。もうそろそろ第一回を投稿できると思いますが、いましばらくお待ちくださいまし。

それと、ひさしぶりに「である口調」で書いていることに、別段大きな意味はありませんよ。
なんとなく、である口調で書いてみたかっただけです。