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デジイチ選びに悩む

2006-03-23 03:02:20 | その他のデジモノ


新宿のヨドバシカメラに行ってきた。
今月の27日~30日にまたサークルの遠征についていくので、
撮影に使うフィルムを買ってきた。
Provia100Fを二本、Velvia100Fを一本、TMAX400を一本。
3晩あるがカメラが一台なので、4本でもどうにか収まる……と思う。


その後デジタル一眼レフカメラ(略称デジイチ)を物色。
最近目をつけているのはペンタックスのエントリーモデル「istDL2」である。
2005年7月に発売されたDLの後継機なんだが、
これが18-55mmのレンズセットでも79,800円ほどと安い。
液晶も2.5型で大きいし、本体は470gで軽い。
グリップがよく持った感じも自分の手にしっかりなじんでくれるし、
ボタンが少ないけど操作性はかなりいい。
これなら写真を撮りに遠出したくなるなぁなんて思ったりした。
さらには趣味(と言えるほど撮ってないが)の天文写真にも使えそう。


なーんて思ったので、その辺にいた店員さんを捕まえて色々聞いてみた。
すると意外な欠点が浮かび上がってきた。

例えばカメラを望遠鏡に取り付けて星団や星雲を撮る「直焦撮影」の場合、
カメラのミラーが上がると振動が起こり、画像がぶれることがある。
これを避けるためにシャッターボタンを一度押すとミラーが上がり、
もう一度押すことで撮影を開始する「ミラーアップ機能」をつけるのだが、
なんとistDL2にはこの機能が搭載されていないのだ。
それから撮像素子がCCDなので長時間露光による熱ノイズも気になるとか。
ノイズリダクションをONにすればいいと思ったら、
ノイズリダクションにかかる時間は撮影時間と同じだとか。
1時間露出したら記録にもう1時間待たなきゃいけない_| ̄|○


ミラーアップが付いているのはCanonのEOS Kiss Digital N(レンズセットで11万円)や、
OLYMPUSのE-330(レンズセットで13万円)など。
この二つはCCDよりも熱ノイズが出にくいCMOSを使っている。
しかしいかんせん非常勤講師の身にこの値段は高すぎる。
個人的にはKissのボタンはゴテゴテ多くてキライ。E-330は大きいし見た目がイマイチ。



天体写真をやるのは半年に一回くらいだし、ミラーアップ機能がなくても
三脚にカメラを置きバルブで長時間露光して星の軌跡を撮る、
「固定撮影」主体で使っていくならば、ほとんど問題はないだろう。
そもそも望遠鏡を用いた直焦撮影なんてできない。
望遠鏡と赤道儀とその他もろもろを揃えるお金も無いし、
なおかつそれを一度に運べる足(=車)が無い。もっと言えば免許が無い(汗)。
それに直焦で星雲などを狙っても、市販のデジイチは赤外フィルタがあるから
赤みの足りない、微妙な写りになることが多い。
ていうかミラーアップ機能が無くても、レンズを黒い紙で覆ってからシャッターを切り、
それから紙をはずす昔ながらの手法を使えばいいだけでは……?


そんな風に考えると、値段も安くてコンパクトで日ごろ手軽に使える、
istDL2という選択肢も悪くないんじゃないかと思う。
一緒にNew FM2を持っていけば、カメラ二台体制が築けるし。
我が家にペンタのレンズ資産が全く無いのが問題だけどね……
祖父の持っている20本近いニッコールレンズを生かすならD50の方がいい気もするが、
あれはケーブルスイッチがないんだよなぁ。

あー、もう悩みまくり……

  



ちなみに天体撮影用のデジイチにはEOS 20Daなんてものもある。
赤外フィルタのHアルファ輝線透過率を高め、
さらに液晶ディスプレーにプレビューを写し、拡大しながらピンと合わせができたりする。
お値段は本体のみで250,000円、受注生産品。
昔に比べて安くなったけど、それでも高くて買えないって……



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