またも新宿西口のヨドバシカメラ本店に足を運ぶ。
今日は財布にン万円を入れ、istDS2を買うつもりで行った。
売り場に着いてから、もう一度DS2とDL2をいじくってみた。
そしたらファインダーの像倍率にあまり差を感じないのだった。
これなら3万近く安いDL2の方がいいと思って、
店員さんを呼んで、またまたいろいろ聞いてみた。
そしたらまたここで問題発生。
つまるところ、普段フィルムカメラで15分ほど開けて星を撮っているが、
それと同じことをデジイチで行うのはやはり厳しいというのだ。
それもそのはず、通常の使用において、CCDが動作する時間は1/100秒ほど。
夕焼けや夜景、花火を撮るにしても、長くても5秒程度だ。
一方の天体写真は短くても1分から、長いと1時間は平気で開けている。
つまりデジイチで天体を撮るということは、想定された時間よりも
ベラボーに長い時間CCDを動作させるということになる。
そうするとCCDが熱を持って画像にノイズが出たり、
ひょっとしたら精密機械だから壊れるかもしれないと言われた。
だからヨドバシの店員さんいわく、店として撮れる保証はできないとのこと。
でも、近くの三井ビルにあるペンタックスのショールームに行けば、
なにか情報を教えてくれるかもしれないです、と教えてくれたので、
まずはそちらに向かうことにした。
さて、ペンタックスショールームで早速おにいさんに聞いてみると、
「いやー、そこまで長く露出するのは厳しいでしょうねー」
と即効で返されてしまった(笑)。
しかし真っ暗な場所での長時間露出の画像を見せてもらうことが出来た。
見るとISO200で30秒露出、ノイズリダクション(NR)有りならそこそこ問題なし。
ISO3200だとNRありでもそれなりにノイズがでている。
さらにISO3200で3秒露出、NR無しだとなんと画面が真っ赤になっているではないか!
やはり冷却無しでは10分以上の長時間露出など出来ないようだ。
これを見た限りでは、市販のデジイチでフィルムカメラと同じような
長時間の固定撮影ができるようになるにはかなりの時間が必要か、
もしくは永遠にできないんじゃないかとまで思った。
それでも使い道が無いわけではなく、ISO800程度まで上げて、
1~2分程度の露出で何枚も撮るということならできそうだ。
もしくはISO1600か、限界の3200まで上げた上で30秒程度の露出時間にして、
星を点として写す静止固定撮影にしてしまうのもありだ。
サークルの合宿であれば、赤道儀に乗せて2分間のガイドで使うのもありだし、
普段使うだろうし……DL2買うかなー