えー、購入から3ヶ月がたち、もうそろそろ804NKが出るんじゃないか
との噂まである状態でやっていいのかどうか迷いましたが、
702NKIIのレビュー記事を書きたいと思います。
まずはハードウェア編です。
1.サイズについて
702NKIIは56×108×21mmのストレートタイプのケータイです。見た目からして少し大きめに見えますが、実際に使って見るとやや横幅が広いと感じます。また、開いた状態の折りたたみ式ケータイに比べて厚みもあります。試しに私が以前使っていたJ-N04と702NKIIとを比べてみますと、下の写真を見てのとおり厚めです。私の手は標準か、やや大きいサイズなので違和感なく使えますが、手の小さい人にはちょっと大きく感じるかもしれません。
また、重量は133gと現行機種としては標準的な重さで、最近の高機能ケータイが140g以上あることを考えるとむしろ軽い方に分類されるくらいでしょうか。 しかし前に使っていたJ-N04が100gだったので、702NKIIのほうが3割も重いですから、標準的といえる702NKIIでもかなり重く感じてしまいます。私の中ではモバイル製品は130gを超えると重く感じるもの、という頭があるので、この重さはちょっと×。
それでも現行フラグシップモデルがV903SHで149g、MusicHDDが157gであることを考えれば軽いんですけどね。
2.ボタンについて
ストレートタイプとしては縦の長さが短い702NKII。液晶のサイズは多少小ぶりとは言え2.1インチと並のサイズですから、縦を短くした代償としてボタンが狭いところにおしこめられていて小さくなっています。写真のように、ボタン1段が5mmほどで、3段で親指の幅と同じくらいになっています。誤操作を防ぐために123、456、789、*0#と一列ごとに段差があるのですが、それでもやっぱり押し間違えは起こります。特に押しにくいのが、ナビゲーションキーの真下にある2ボタンでして、ここを押そうとして5を押したり↓を押したりすることがあります。
3ヶ月使って慣れたので最近では間違えなくなりましたが、慣れるまでは肩の凝る、ストレスのたまるボタンだと思います。実際、使い始めの1ヶ月は702NKIIで長文メールを打ったあとは腕が疲れていましたねぇ。
また、キーボードが本体下部に集中して配置されているので、片手で扱おうとするとどうしてもバランスが悪くなります。ストラップに小指をかけて使うと、片手でも安定して扱えるようになると思います。
3.メモリーカードについて
702NKIIについたカードスロットは、日本のケータイに標準的に使われているSDカードやMini SDカードではなく、Reduced Sized-Multimedia Card、略してRS-MMCに対応しています。
今でこそアキバに行けば簡単に手に入るようになっていますが、1年前に702NKが出た当時は日本ではほとんど流通が無かったマイナーメディアでした。未だにこのメディアを採用している機種は、日本国内では702NK/702NKIIだけです。音楽ファイルを沢山入れたい人でなければ試供品の64MBでも十分間に合いますし、さらに今後Nokiaから出る機種がMini SDカードに対応してくることもあって、非常にビミョーなメディアだといえます。
4.メモリについて
702NKIIは初代702NKよりもメモリが少なくなっています。この機種は本体のメモリをデータ保存用とプログラム実行用の両方に使用しているため、このメモリが少ない仕様がよろしくありません。
あまり沢山アプリを追加してしまうとメモリを消費し、動作が緩慢になります。また、メールを溜め込みすぎても同様のことが起こります。まるで2003SE以前のPocketPCみたいです。メモリは減らしてもらいたくなかった……
ってなんていません(笑)
実は元から付いていなかったりします。
たしか初代702NKも同じだったはず。
埃入ったりしないかなと気になりますが、
ノキアがこの状態で売っているんだから大丈夫なんです、きっと。
……いや、あまりよろしくないと思うんですけど。