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かつて、標高4600mの山小屋裏で氷河の氷を切り出して、麓のカヤンベまで運ぶレースがあったそうです。
そして今年、20年ぶりにそのレースが復活するとのこと。
町中、そのポスターでいっぱい。

カヤンベ・コカ国立公園にレンジャーとして勤めている私・・、そんな記念大会にはやっぱり参加しなくっちゃ!
参加費25ドル払って、前夜はちょっとドキドキ。

(ゼッケン25kmは間違いで実際は7km部門に参加)
チップを靴に付けるのも初体験です。

このレースには5種類のカテゴリーがあります。
伝統に乗っ取って山小屋(標高4600m)から氷を担ぎカヤンベまでの27kmを下る、重さ&速さを競うクラス。

(かつて山小屋横まであった氷河は温暖化の影響で消滅し、この氷は人工的に作られたもの)
いつも私が週末働いている公園入口のピエモンテゲート(標高3500m)、

自転車部門の参加者が凄い勢いで下っていきました。

山岳15km部門では協力隊仲間のSさんが力走!(ここは最後の舗装部分)

さて私、楽しようと7km部門にエントリーして、出発はエル・アトEl Hatoのトンネル。
(トンネルといっても、粘土層の素掘りでコンクリートの吹き付けなど一切なし)


スターターもこんな感じでのんびりムード。

若い参加者に混じり年長者はワタクシのみ。
みなさん、あっという間に行ってしまいました・・・・。
のんびり風景を楽しみながら走ることに。
沿道の応援、みんな私の名前を呼んでくれます。
笑顔いっぱいの応援に胸がいっぱい・・・。
カヤンベ着任9カ月、こんなに私のこと知っていてくれたんだ、ありがとう!
ずっと手を振りながら走りました(超スローですが)。


何とかゴールできました、みなさんありがとう。

(思わず感激の涙)
山岳15kmを走った仲間2人もゴールして、お互いをたたえ合います。

ゴールには2kmの子ども部門のみなさんも、ちゃんと氷(を模したもの)を背中に。

ペルーから帰国して直後のレースでしたが、なんとか完走できて嬉しいです。
そして、こんなにもの大勢のカヤンベのみなさんから声援いただき、感激感激でした。
ありがとうございました。