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エクアドルの風

「カヤンベ氷河レース」にみる地球温暖化

20年間で氷河に起こっている残念な変化。

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8月31日(土)、「第1回カヤンベ氷河レース」が開催されました。
(詳細は前日のブログ記事をご覧ください)

私は7kmランの部門に参加しましたが、当日の花形は何といっても「氷の運搬27km」です。
これは20年前まで行われていた名物レースで、
・標高4600mにある山小屋裏の氷河から氷を切り出し、麓のカヤンベまで運搬
・氷の重さと速さを競う
という内容でした。

しかし温暖化のため氷河がどんどん小さくなり小屋裏から消えたためレースも消滅。
今回20年ぶりの復活でした。

氷河は無いので、麓から冷凍車で氷を運搬し、


重さは27㎏で統一し、


山の神様へ祈りを捧げ、


レースの出発。競技者の周囲には大勢のサポーターも。


カヤンベ山をバックに麓のカヤンベまで1日かけて歩きます。


ゴールは夕方に。


翌9月1日(日)、自然観察会ガイドの仕事で山小屋へ上がりました。
小屋前には前日の氷が融けずに残っています。(気温はほぼ零度)


現在、氷河は小屋から遥かに上部にしか見られません。(氷を切り出すなんて全く不可能です)
そしてどんどんやせ細っていく氷河。


私が初めて見た半年前より更に50mぐらい後退したでしょうか。
温暖化問題はエクアドルでも大変深刻です。
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