ゆりかもめーる。

人生はrhythm BAR.

A monkey with a cellphone.

2006-06-19 22:03:35 | Art
ケータイを持ったサル 「人間らしさ」の崩壊
      中公新書
    著正高 信男

私には珍しくこんな本を読んでみました~
以前、何かの授業の時にこの本の一部が抜粋されていて、読んだことがあったので改めて全部読んでみた。
著者はどうやら霊長類かサルかその辺りの研究者らしく、ニホンザルと人間とを比較したり、日本人の今と昔を比較したりして論を進めていってるんだけど、バカな私でもわかるように筋書き立てて書いてあるとは思います。
がしかし、私の場合いつも使ってる脳みそとは違うところをフル回転して読まなくてはいけないのでなかなか疲れたし、ボーっと読み進めてしまうことが多いので、その度に読み返したりして時間がかかってしまった

不必要な程に携帯電話に依存している現代の日本人について、なんでそういう現象が起きているのか、というところから始まるんだけど、最終的にはそれが少子化とつながっていく論述だったりして、ふむふむって感じです
著者の言い分では携帯に依存しているヒトとジベタリアンや平気で電車内で電話するヒト、飲食するヒト、ルーズを履くヒト(ちょっと古いけど)は結局同じであるらしく、そしてひきこもりでさえもそういう人たちと殆ど差は無いらしい。
どうつながってるのか???って感じかもしれないけど、読むとしっかりとした理論で納得してしまったりする。
物事に対する着眼点とか面白いし、話題になった本でもあるので機会があったら読んでみてください

だけど、やっぱり私は物語の方が得意ですね

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