The great brackout coming.

大停電の夜に　　（2005　日本）

　　　監督源　孝志
　　　出演豊川　悦司
　　　　　　　田口　トモロヲ


なんだかすごく静かな映画でした
普通は「大停電→みんなで助け合ってけが人の救出→絆」みたいなパターンのストーリーだけど、この話は大停電によって少しずつ何かが狂って、普通に生活してたら会わないメンバーが出会っちゃう話。
そのメンバーは初めて会うけど実はどこかでつながってて、でも本人たちはそのコトを知らなくて・・
うーん・・説明が難しいけどとにかく「人間何十年も生きてれば色々ある」ってコトだ。
色々な恋愛があって、でも過去は過去で、今は今で・・そういうコトだ。

みんな今を生きてるけど過去においてきた大切なモノが必ずあって、クリスマスの大停電でいつもより少し感傷的になっちゃう。
全体を通して大きなストーリー展開や大きな感動は無いんだけど、じわじわと押し寄せてくる何かがある。

一番好きなシーンはサンタさんが息子と接するシーンかな。
かなり切ない。
どうするコトもできない現実と向き合うことはつらいなーって思っちゃう。

あとはやっぱり原田知世が来店するシーン。
この女優さんはこんなにキレイだったんだなーって思えるシーンでした。


クリスマスシーズンのお話だし、映像も結構ロマンチックですぞ。