台風が近づいてきています。いつも思うのは、緊急度を段階的に示して、避難を呼びかけるとかしていますが、理解している人はいるのだろうかということです。コロナに関して、国が基準を示してくれないと行動できないとコメントしている人と同じで、日本国民は自分で考えることをしなくなって、劣化しているのではないかと、心配するのです。
市町村が災害対応の直接の責任者なのですから、国が対策本部を立ち上げたとか、都道府県が会議をしたとかは、あまり、影響はありませんよ。連携を確認したくらいで、実質的には被害が発生してからですよ。事前にできるのでは、避難してと呼びかけるとか、ダムの緊急放流くらいではないでしょうか。
熊本県の球磨川が危険水域を超えたとか、やっていましたね。先日、ブログで書いたばかりだったので、驚きましたが。
そこで、私が思ったのは、災害も犯罪被害も自分自身で対処しましょうよということです。
台風でも怖いのは雨と風でしょう。強風の時には家から出ないことですよ。雨は河に流れ込むので、氾濫しますからね。それと、後ろに山を抱えている家は、雨で土地が緩んで土砂崩れとなり、潰される恐れもあります。
また、意外に理解されていないのが、河をのぞき込んでいて流されるのです。河をのぞき込むと、流れに引き込まれるように落下するのですよね。頭が重いから。過去には九州の警察官も川の流れを確認していて、流されましたし、農家の人も、時折、水田の水の確認に行って、河をのぞき込んだりして流されるのですよね。
これらの気をつけた方がよい事例は、NHKがよく紹介をしますが、どうしてそうなるのか詳細がわからないから、自分のこととして自覚しないのですよね。
先ほど、犯罪被害もと書きましたが、何でも同じですよね。ニュースを見ていて、どうしてそうなったのかを考えることですよ。そして、自分にも当てはめてみることです。ほとんどの人は、自分が興味のないことは頭に入ってこなくなっていますからね。
交通事故も同じですよ。慣れてくると、少しの注意で運転できるようになるので、必要なことも省略するのですよね。高齢者がアクセルとブレーキを間違うことも、漫然と運転しているからですよ。
ほかの機械を使っている事故なども同じですよ。JRや各種の工場などでも指さし確認とかしていますが、慣れてしまえば同じです。
皆さんも、ニュースを見たときには、原因を考えて、自分のこととして理解し、自分のことに応用してください。台風の被害を見て、感じたことを書きました。高齢者(65歳以上)は、日本では3,627万人だそうですが、その一人である私の経験からです。