公共放送を名乗りながら反日左翼の内容ばかり放送しているNHKが、先日、NHKスペシャルをやっていました。表題は、「岐路に立つ東京大学~日本発イノベーションへの挑戦~」というものです。過去の番組でも指摘しましたが、プロデューサーでしょうかあまりの能力の低さに愕然としました。内容が薄っぺらいのです。
この番組では、東京大学の松尾教授という方が日本のAI事情に詳しいということで、その方を中心に関係する東大生や高専生などを取材していました。当然、AI関連の事業を進めるような感じですよね。
その問題点として、別の東京大学の教授がコメントをしていました。東京大学ばかりでなく、日本の大学は従順で決められたことをきちんとやる方向で育ったからイノベーションが起こせないというような趣旨の内容です。本当に東京大学の教授なのかと思いました。つまり、アメリカではイノベーションが起こせるが日本では起こせないから人を育てなければいけないとコメントするわけです。しかし、これはアメリカが金儲けになることにいち早く食いついていたり、日本のアイデアを素早くかすめ取ったりしたりしたからでしょう。
私にすれば、結論は、日本は事業も含めて全てのことにスピードや判断が遅いということです。しかし、日本は堅実にやっているでしょう。日本は世界の大金持ちですよ。真面目だし。それを否定するのが報道なのですよね。得意でしょう。日本はダメだダメだというのが。どの報道でも同じです。
そして、AIに話を戻しますと、すでにアルゴリズム(処理手順のこと。人事マッチングのための処理をAIで行うなどのことをいうと理解しています。)を活用するという分野でいろいろな起業家がいて、投資家がいて活動しています。
しかし、そもそも、イノベーションなど周回遅れだと感じていますよ。すでにテレビ東京や損保ジャパンなど多くの企業がAI研究を進めていますよ。ですから、今の状況は、既存のAIマーケットをいかに獲得していくかという競争なのですよね。スタートアップなどとかっこいい名前で起業家と名乗っていますが、大きな事業をやれる応援態勢もないでしょう。私は、息子に対して、自分で起業のアイデアを考えたら、日本で起業などせずにアメリカでやれと言っています。なぜなら、圧倒的に投資金額が違うし、スピードと判断力が日本よりも劣るからです。それでも、東大生の中には天才がいて、イノベーションには気がついているはずですが、行動力がないのですよね。それが問題だと私は思います。
私の今日の問題意識は、東大だとか、アメリカだとか、どこでもいいので、自分で考えて、ビジネスモデルを作って、一気に実行力を身につければいいのではないかと思います。私にはできませんでしたが、できる人が必ずいるでしょう。そのためには、いろいろな経験をして、幅広い視野を身につけることですよ。色々な国の人の気持ちがわかるように考えることが大切と思います。また、いい人と付き合わないとダメだというのも留意しておいてください。
せっかく、NHKがアメリカを凌駕するようなイノベーションを起こせるように取り組むのかいう番組だと思いましたが、残念な内容でした。ただ、確実にグローバル化は日本の優秀な人材を育てていますよ。スポーツだけでなくて、企業もだと思っています。頑張ってください。ジャパンファーストで。