いかりじいじのブログ

長野県の殺人事件は田舎が原因

 昨日、長野県中野市で4人が殺害されるという事件がありました。この事件では、2つの問題を感じました。
 一つには、田舎の問題です。以前、山口県でも5人だったか殺害された殺人事件がありました。その原因は、私は田舎の付き合い方にあったと思っています。つまり、元々いる人はそれぞれ折り合いを付けて生きているのですが、元々いる人とは違う経験をした人が田舎に帰ってくると、上手に付き合える人はいいのですが、なじめないと阻害されるのですよね。
 それは、通常の論理では理解できないことでもあるかもしれません。田舎暮らしに憧れて移住したけど、元々いる人のボスが地域の動きを牛耳っていて、それに反発すると、その地域ではのけ者にされるようなものです。高知県かどこかで問題になっていましたよね。のけ者にされた人は頑張って残るより出た方がいいですよ。
 これは、いろいろな地域で様々な人がいて、経験していることだと思います。よく、「人生の楽園」というテレビ朝日の番組で田舎暮らしで幸せそうに仕立てている人を紹介していますが、嫌なこともあると思いますよ。また、今は良くても、悪くなると取り返しの付かないケースが多いのも田舎の特徴ですよ。ですから、ある意味、反日左翼が東京などの都会で生きるようになるのも、そういった理由かもしれません。すぐに逃げることが出来ますからね。
 田舎では逃げることは出来ませんよ。地域の道を作ったり、神社の世話をしたり、自治会の世話をしたりと、多くの役割がありますし、それに協力しないと生きてはいけませんよ。日本は行政が自治会長や自治会の役員、民生委員や消防団員など、ボランティアに依存しているのですからね。都会でも行政に関わっている人もいますが、関わらないでも生きていけるのですよね。財政が豊かなので出来るのですよ。(つくづく、東京の予算を地方に回せと思います。)
 ヤフーニュースを見ると、長野県の事件では悪口を言われたという理由が動機のように書かれていて、コメントも理解できないといったものが多いのです。しかし、私は、「悪口を言われた。」というのは象徴的な出来事であって、日頃から自分が受け入れられていないことを感じていたのだと思いますよ。それは地域の事情を理解しなかった犯人が悪いのですが、他人のせいにするのですよね。
 皆さんも、そのことは理解できるでしょう。しょせん、人間は自分の経験したことの判断基準から抜け出せないことが多いのですよ。ですから、いろいろなでき事を自分のことのように考えて、自分ならどうするだろうかと結論を出すことが大切だと思います。今後もこうした事件は続くでしょう。
 長くなりましたが、問題の二つ目は、警察の猟銃の許可です。警察の許可ばかりでなく、日本の許可制度は行政の恣意的な判断を排除しようとするあまり、裏を返せば基準をクリアしていれば情緒的な問題があっても許可されるのだと、私は理解しています。
 つまり、今回の猟銃の所持許可でも同じですが、隣人などとのトラブルや攻撃な態度などを把握した場合には、許可を取り消すべきなのですよ。しかし、そのような情報を行政が把握できなかった場合には許可されてしまうのですよね。しかも、行政は裁判で戦おうとするケースが少ないのですよね。ですから、放置されるのですよ。昔、隣人女性とトラブルになっていたのにもかかわらず猟銃所持を許可され、隣人女性を撃ち殺した事件がありました。
 皆さんには、そういった危険があるということを理解して、周囲の状況を把握しておいてくださいよ。自分の安全は自分で守らないと、誰も守ってくれませんよ。
 最後にもう一度言いますが、日本人は誰かがやってくれると思いがちですよ。安全・安心は行政がやってくれるのだと。役割分担があるのだから、役割を担っている行政はきちんとやってくれるはずだとか。それは幻想ですよ。自分のことは自分で守るために、日本や世界で起こる事件・事故に対して、自分なりの判断をするように、情報を収集した方がいいと思いますよ。参考にしていただきたいと思います。








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