エロゲはやっぱり中古が一番

意外に良かった缶詰少女

缶詰少女ノ終末世界(19/4/26 シルキーズプラス)は思わぬ買い物でした。
もともとは¥5,000以上で運賃無料のショップで、前回の流星ワールドアクターを購入時に¥2,000近く不足のため、おまけ(¥2,200)で買ったもの。
はじめての体験版では、缶詰少女と主人公の小梅との出会いから、八乙女との絡みが取り立てて興味を抱くほどではなかったのですが、帳尻合わせのためとはいえシルキーズプラスだから、まあいいかなという程度の軽いノリでした。

しばらくは取り止めのないやり取りが続き、あまりにも変人・奇人ばかりでそろそろ限界かなと思い始めた頃、プレッパーズ部を美少年の小梅雅孝、鯖缶をこよなく愛する更紗サリ、野外活動やサバイバルに詳しいアウトドアショップの跡取り娘の辻花咲、下ネタ専門の手足の長い八乙女華江、ゲイで筋肉バカの嶽山照男の5人で創部する辺りから面白くなりだし、人家のまったくない山中での二泊三日の実地訓練ではすっかり夢中になっていました。

場面が変わり、ツバキと呼ばれる美女が登場。PCでかなりエグイ動画、殺戮を専門とする裏サイトで、人が殺される画面を平然と見ています。それどころか殺し方に注文をつけるくらいです。どうやら殺人を糧とする殺し屋らしく、息をするのと同じくらい簡単に人殺しをするようです。

そのツバキの背後から、迫ってくる細身の美女、烏森亜実華。

愛おしそうに豊満な乳房を押しけると、行動がだんだんとエスカレートしていきます。

が、攻めるのは殺し屋のツバキではなく、優しそうな細身の烏森のほうでした。時には蹴とばし、あばら骨の上から力一杯踏みつけたり、親の仇とばかりの暴力をふるうSとMの奇妙な関係。
この二人の関係がいつの間にか物語の中心として動き出します。

ここから先はネタバレになるので置いておくとして、ライターの独りよがりになりがちなテーマを扱いながら、それが少しも嫌味ではなく、スッキリと纏まったシナリオで、とても楽しくプレイできました。一本道とはいえ、あちこちに仕掛けられた謎が、結びつき、すべてが回収されるTrue Endは、見事という他ありません。
お値段以上のお値打ち品なのも当たり前。なにしろフルプライスのものが1/4の価格で買えるのですからね。



PVアクセスランキング にほんブログ村

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

最近の「PCゲーム」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事