エロゲはやっぱり中古が一番

今一番のお買得?! 天冥のコンキスタ

久しぶりの更新です。三週間ぶりですか、相変わらずアインシュタインはまだ安くならないし、特に目ぼしいものはないなかで、チョットお得なものを見つけました。
天冥のコンキスタ(エウシュリー 20/5/29)がそれです。


Amazonで予約アペンドが付いて¥3,000ほど。お値段なんと60%オフ。もちろん新品です。このブログ更新時に価格を調べたらさらに¥200ほど下がってました。余程買う人いないのかな。まあ、世間では酷評されていますからね。
ゲームはシンプルなステージクリア型のSRPGです。これまでのようなやり込み要素をできるだけ少なくしたお手軽版ですが、意外と戦略要素が強く、組み合わせによってはまるでかなわなかった相手が簡単に倒せたりします。この辺りは攻略wikiに詳しく書かれています。
ただ発売されてからまだ5か月なんですが、wiki利用者は2年前の封緘のグラセスタの方が、多いくらいなのには驚かされます。余程人気がないんですね。だからこそ安く買えたんですけどね(笑)

主人公のクラウスは、この地方の天使が持つとされる技術により人間の身体にされた貴族睡魔。元が睡魔で、その力や魔力は維持していますが、人間の身体ではそれを上手く扱えません。
本来使用できる魔術の数々は、肉体との適合性が良くなく、使えるものも限られてはいるのですが、それらを発動すると睡魔の力に反応して片方の眼の色が変わります。

この身体となったことで他の仲間たちからは魔族の恥と虐げられていますが、他所から流れてきた女睡魔のヘルミィナからはダーリンと呼ばれるほど気に入られ、行動を共にしています。 
クラウスは睡魔族のもつ色香を巧みに操り、先天的且つ類い稀な能力を用いて他者を支配し、人間族がほとんどいないこの世界を統べる魔族の王となるべく勢力を拡大していきます。最終目標は天敵である天使軍の殲滅です。
頂きに聳える天使軍・総本山の麓までようやくたどり着いた二人。

スタート時は二人だけですが、淫魔の属性を生かしてその都度敵を捕まえて仲間にしていきます。捕まえた獲物は儀式と呼ばれる方法で、仲間にするか、さもなくば贄としてレベル上げの糧にするか、いずれかの選択をすることになります。
仲間にするためには、多くの場合イベントが起こります。なにしろ淫魔ですからね。
赤の握手マークは契約で、その上にあるピンクのハートマークが儀式になります。但し一度儀式を行えば、同じ種族のものとのHシーンはすべてカットされます。赤の契約マークの二つ下のエンジェルにはピンクマークがありません。エンジェルも当然その対象ですが、既に契約の儀式が終わっているからです。
一方、紫のドクロマークは生贄となり+400の数字がレベルポイントに追加されることになります。当然、贄になった以上この画面から削除されます。

今回は主人公のクラウスだけでなく、ヘルミィナの方にも儀式があったりします。最初は最大で52まで契約できますが、残念ながら全部が全部そのシーンがあるわけではありません。まさかストーンゴーレムや地竜相手ではね。儀式の契約になる獲物―いえヒロインの一部が下の画像です。

物品への好奇心が高く収集欲が旺盛な歪魔のメイズ 

愚直なまでに正義感の強い第八位天使 ユリアーナ

悪魔からも恐れられている戦闘能力が最上位の孤高の飛天魔ベアトリース

知と力を併せ持つ戦闘型の第六位天使ルシエルvs 戦闘狂の貴族悪魔エルヴィール
もちろん二人とも美味しくいただけます。
他にもメインだけでも九人。その他にもかなりの天使や魔族、精霊と契約が可能です。

基本は一つのステージに対してクリア条件だけでなく何種類かのミッションが毎回与えられます。

全てを達成しようとするとかなり難易度は上がります。当然、見返りはありますが、手間が結構かかるので適当に切り上げることも勿論可能です。
ただあまりクリアだけに専念すると、大事なイベントを見損なったり、以後の戦いがかなり苦戦を強いられることになります。その辺りの匙加減がこのゲームの面白さでもあります。いかに要領よく進めていくか、ですね。無理をして確保したレアアイテムが全く使い道がなかったり、大したことはないはずの最小のHP回復薬が、最後に足らなくなって結局、ゲームオーバーの憂き目にあう、なんてことも十分あり得ます。
なにしろ今回はレベル上げだけのための闘技場などは一切ありません。
ステージで獲得したポイントが全てです。アイテムも同様です。別の場所で購入したりすることもできません。全て戦闘の場のみの獲得で、全部で50のステージにオマケのイベントステージが少々、それだけです。加えてレベルが上がるにつれて色んな技を獲得するのですが、一つのステージで使える技は3つのみ、それ以上は選択できません。同様にそのステージでの参加数も決まっており、最大でも10人だけ。

上のステージでは最大で8人しか選べません。右上の数字で4/8(今選択しているのは4人という意味です)
やられればそれで終わり、補充は一切できません。また特殊技能を持ったキャラを入れなかっただけで、完全クリアは無理なステージとか様々な制限もついています。
これだけでも難易度がかなり高くて、途中でギブアップの可能性が相当高いですよ。といってもランス10のように敷居がメチャクチャ高いというほどでもなく、その辺りのバランスは絶妙です。しかも幸いなことに今回はアペンドディスクがついています。いつもの可愛い睡魔のリリィが最初から仲間になってくれるのですから、難易度がグ~ンと下がり、楽なスタートがきれます。それでもクリアまでは結構大変なんですけどね。


そこでメーカーの用意した救済モードが、ゲームオーバーした時点でのレベルやアイテムをもったまま、再プレイができることです。リタイアした場面までは戦闘スキップもできるので、取り損なった必要な要素だけを取り入れて準備万端で再チャレンジできるというわけです。これは幾度でも繰り返えすことが可能で、あくまでもエンディングを目指すための手段というわけです。これが新たに考え出したメーカーの路線ですね。
ところが従来からのファンにはそれが不評のようです。やりこみの要素が全くないというのが一番の理由です。
普通のゲームならエンディングが最終のはずなんですが、そこから先に色んなイベントがあり、さらには高難易度の隠れミッションを用意していたのがこれまでのエウゲでした。
それをどうとらえるかは十人十色。酷評が多いのはもちろん以前からのファンです。
私が最初にPCゲームをしたのが、このエウの神殺しシリーズです。以来すっかりファンになってしまったのですが、途中から駄作が続きギブアップ。中古メインになったのもそのためです。だから思い入れはそれほどありませんし、前作の封緘のグラセスタも一切さわっていません。なにしろアクティベーションソフトですからね。

追記:某ショップ大特価でゲット。良かった!ラストシーンだけアップしておきます。


今回もやるものもなく、60%オフだから買っただけのことです。
CGはいつも通りのメンバーでクオリティーが高いのは言うまでもありません。魅力あふれるキャラに臨場感のあるサウンド、小気味のいいやり取りと1ステージで費やす時間が多くても30分程度だからテンポよく進みます。Hシーンが多すぎるのが玉に瑕ですが、ゲームのバランスもいいですし、なによりもロープライス、これが一番です(笑)
ラストの天使の総大将を見事仕留めたときは思わずガッツポーズが出たくらいです。
何故そんなに酷評されているのか不思議なくらいです。
周回プレイを目指すならこれは違います。あくまでもお手軽タイプのシュミレーションRPGですからね。時間の合間を縫って、1ステージか2ステージ、これだけでもできるのがこのゲームのよさ。
それでも40時間以上は遊べます。(Hシーンはすべて強制スキップした上での時間です)これで¥3,000でお釣りがくるんですからね。

ただAmazonにあといくつ残っているのかわかりませんが、早い者勝ちですよ。
ちなみに予約アペンドディスクが無ければ、クリアまで100時間はかかりそうですね。エロゲー批評空間にもそんな感想がありましたが、そこは激しく同意です。というより途中でギブアップしますよ、きっと。

最後にちょっとだけネタバレを。
ラスボスはメチャクチャ強敵です。


何回挑んでもあっさり敗北という悔しさを味わうことになりかねません。
理由は簡単です。こちらの反撃ができないような遥か彼方から攻撃を仕掛けてくるからですね。エウではお馴染みのソルガッシュのような超長距離攻撃ができる天使なんですが、何人かを囮にして、ようやく攻撃してもそれ以上の反撃がキッチリきます。こちらのダメージの倍くらいの奴が。やっと届いたと思って生半可な攻撃でもしようものなら瞬殺です。
攻略wikiではヘルミィナの範囲魔法・ティルワンの闇界を軸にしていますが、私にとっての隠し玉、35説のボス・ミーフドラゴンをぶつければ全て解決です。もっともそのステージでドラゴンを捕獲していないと話になりませんが、捕獲後、ホンの少しばかり育ててSP再生・小だけは装備していることが条件になります。進むのはわずが2歩ずつの前進ですが、プレスMの連発でたちどころに周りの天使軍団を一掃。しかもいくらボスに近付こうが、何故かボス天使が狙うのは遠くのメインキャラばかりで、気が付いたときには全てが終わっています。
恐るべし、地竜!


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