まいてつ Last Run!!終了です。良かった!
こんな素敵な物語なのに、何故ゴタゴタが起こったのか不思議でなりません。炎上の件はともかく、いつも通り思ったことを書くことにします。
最初にインストール、これがメチャクチャ時間がかかりました。約3MB/秒で13.8GBですからね。そりゃ時間かかりますよね。逆にいえばそれだけボリュームが凄いということになるんですけどね。
まいてつを全くプレイされていない人には超お買得。未だに無印が¥5~6,000するのに、ラストのアフターまでついた最新版が半額の¥2,500ほどですからね。全編プレイするとなると50時間はタップリ遊べます。あとは好みに合うかどうかだけ。
18禁とはいえ、エロは本編終了後に開放される追加エピソードという立ち位置で、あくまでもシナリオがメインです。このまいてつに限れば全年齢仕様でも問題ないと思うんですが、エロゲファンには即座に否定されるでしょうね。
なにしろ見かけはホンの数話だけのオマケのようにみえますが、読み進めるうちにドンドン追加され、メインキャラだけでも30話以上。その上サブも5人だから、合わせればタップリ60話。しかも全編E-moteですからね。迫力が違います。
ただ残念ながら私はほとんどHシーンは強制スキップもしくは全く未読です。別に嫌いというわけじゃありませんよ。むしろ大好物です。大好物なんですが、ただ家庭の事情とかいうやつで往々にして緊急回避をしなければならないんですよ。
そういう意味ではこのまいてのような仕様は実にありがたいんですよね。その危険さえなくなればタップリネットリ堪能できるわけで、同じ仕様のレイルロアの略奪者も十二分に楽しめました。
システムについて
私が無印をプレイしたのは4年以上前のことなので、システムというかインターフェースが通常のものとはかなり違っており、馴染むまで大変でした。
一番はセーブ画面が存在しないこと。ブックマークが同じ意味だと気付くまでしばらく戸惑いました。それと起動時に「前作まいてつをプレイ済みですか?」の表示に「はい」を選択したはいいが、そこから先どうすればアフターへ進めばいいのかさっぱりわからず、アレコレ試しているうちに読む→場面選択→ハチロク以下へ続くことがわかりました。慣れればいいんですが、一発コンティニューというわけにはいかないのがたまにキズ。
また今回のシステムはメーカーによると長時間していると不安定になり勝手に強制終了されてしまうことがあるそうで、修正バッチをダウンロードすることでShift+Alt+Backspaceで再起動させるとその場面からのリスタートになるとのこと。しかし起動している最中には可能でしたが、一旦終了した後では役には立ちませんでした。
私のやり方がおかしかったのかな?詳細はわかりませんが、普通に「読む」→「前回の続き」を選べばリスタートできるんですけど(笑)
一番はセーブ画面が存在しないこと。ブックマークが同じ意味だと気付くまでしばらく戸惑いました。それと起動時に「前作まいてつをプレイ済みですか?」の表示に「はい」を選択したはいいが、そこから先どうすればアフターへ進めばいいのかさっぱりわからず、アレコレ試しているうちに読む→場面選択→ハチロク以下へ続くことがわかりました。慣れればいいんですが、一発コンティニューというわけにはいかないのがたまにキズ。
また今回のシステムはメーカーによると長時間していると不安定になり勝手に強制終了されてしまうことがあるそうで、修正バッチをダウンロードすることでShift+Alt+Backspaceで再起動させるとその場面からのリスタートになるとのこと。しかし起動している最中には可能でしたが、一旦終了した後では役には立ちませんでした。
私のやり方がおかしかったのかな?詳細はわかりませんが、普通に「読む」→「前回の続き」を選べばリスタートできるんですけど(笑)
ヒロイン攻略
一本道です。メインキャラ3人攻略後にサブアフターが開放されます。
ハチロクルート。
当然ハチロクがメインのはずですが、むしろ新登場のオリヴィルートといってもいいかもしれません。ひょんなことから御一夜鉄道へ移籍することになったオリヴィは冥国産まれのジェネリック・レイルロオドでハチロク以上の大ベテラン。
保線にも詳しく、みかん鉄道に深い愛着と誇りとを抱いているのですが、日ノ本のレイルロオドと違って大量生産のためマスターを持ちません。あくまでも道具であり使い捨てが基本の冥国製。根本的に考え方が違うのですが、その辺りの絡みを含めて、物語が進んでいきます。
果たしてずっと平行線のまま交わることがないのでしょうか?
内容についてはふれませんが、オリヴィが日ノ本一だと自慢した絶景がこちら。
オリヴィが誇っただけのことはあります。汽笛と共にⅨ号機関車が画面右へと進んでいくのですが、とても感動的なラストシーンです。
私は涙腺がず~と緩みっぱなしでした。
ここで終焉のはずでしたが、素敵なプレゼントが用意されていました。
ここで終焉のはずでしたが、素敵なプレゼントが用意されていました。
最後の何気ない真闇姉のたった一言に、全ての思いが込められています。本編をプレイしていれば、思わず顔がほころんできますよ、きっと。
ついで右田 日々姫(ひびき)ルート。
こちらの方は、ハチロクルートに比べるとテンポがかなりゆっくりとしており、なかなかシナリオの世界に入っていけなかったんですが、ある出来事を境に一気に引きずり込まれました。そこからの展開が凄い。全く見えなかった世界が次から次へと現れてくるのですが、それは急激な変化とは矛盾するようなゆっくりとした流れからくるものでした。上流ではなく河口に近い下流の緩やかな、それでいて絶え間なく流れていく大河といった方が近いかもしれません。
ある時、イギリス人のグループが、老詩人の栄誉を讃えて金の懐中時計をプレゼントしたんですが、そこに刻まれていた言葉は「焦らず、しかし休まず」という有名な詩の一節でした。
「ブリテン人よ、諸君たちは理解した。不屈の精神と弛まぬ不断の努力を」と喜んだゲーテは、返礼の詩を返したといわれています。
急激な変革は目に見えて直ぐに結果がでる。けれどもその分反動も大きい。この地に生涯をささげるならばたとえ緩やかであったとしても、皆で力をあわせて、焦らずしかし休まず毎日をよりよく過ごせるように努めることこそ真の御一夜の発展となるに違いないと日々姫は考え、実行するのです。
ハチロクルートよりも私はこのルートの方が好きです。ここでも随分新キャラが出てきますが、魅力溢れるキャラばかり。そしてそんなキャラに囲まれて、最後は文字通り人生の王道である幸せの黄金ルートで幕を閉じることになります。
雛衣ポーレット
先ほどのゲーテの「焦らず、しかし休まず」のあとには「星のように己がまわりを巡れ 」という言葉が続いています。
ここでは日々姫ルートのように双鉄と結ばれることがゴールではなく、その先にある人生が語られることになります。子供が大人になり、恋をして結ばれ、そして親になり、家族ができることの喜びについて、です。
二人の間にひかりという女の子ができるのですが、もちろんキハ07s専用レイルロオドれいなが長女であることは言うまでもありません。
超人であるはずの主人公・双鉄も、親としてはまだひよこ。嬉しいだけでなく責任感という重圧に些か気負ったりもするのですが・・・
身近な人々はもとより、遠く離れた雪国でのたった一度の出会いで、若者たちや老人からとても大切なことを教わることになります。もちろん線路の繋がりからなんですが、おおもとをたどれば電車姫がプレゼントしてくれたあのストーブ列車から。
ほんの些細なことから始まるのですが、心がポカポカしてきますよ。是非本編でお確かめください。
「情けは人の為ならず」
右田一家は文字通り体験することで、新たな門出を迎えます。
メインの3人が終わった後、Last Run!!の追加ルートであるニイロクルートが開放されます。
ニイロクといえばもちろん赤井 清春。赤井阿蘇神社の宮司であり、御一夜鉄道を陰になり日向になり援助してくれる双鉄たちには欠かせない存在です。
メインルートと比べると短いですが、ニイロクと赤井清春の若かりし頃の出会いについて語られるのがこのルート。現在の赤井宮司の立ち位置がなるほどと納得できるでしょう。
さて、いよいよグランドルート、にはいけませんでした~(笑)
メインキャラ3人+ニイロクルート、これさえ攻略すればと思ったのですが、残念でした。
これまでの全てを攻略しないと先へは進めないようロックがかかっています。
この画像のような順番をみせられたら、行けると勘違いするでしょう。というかあまりにもボリュームが凄いのでつい中抜きしたくなるのですが、そうは問屋が卸しませんでした。この時点では、ニイロクルートまで全てアクティブになっていますが、他のサブキャラは残念ながら誰も攻略してはいません。
因みに背景画像は順番は関係なく直前に攻略したキャラが出てきます。もちろん日々姫やオリヴィなど攻略キャラ全部あるのですが、それを出すとモロのネタバレになりそうなので一番当たり障りのないポーレットにしました。とはいえこの立ち絵も当然ですが、E-mote。スタート時にこの画面になるのですが、とても可愛く動いてくれるので、つい見入ってしまいます。
仲国以外の全てを攻略すると、いよいよお待ちかねのグランドルート。
いきなり双鉄と一緒にほぼ全員といってもいいくらいの美少女たちとの入浴シーンからはじまります。(もちろんそんな画像はアップできませんが)
なんじゃ、こりゃあ・・・
ハーレムルート???
実は初めてプレイするときに感じたこの評価、中らずと雖も遠からずでした。
うがった見方をすれば、いいとこどり?ともいえなくもないですが、それぞれの良さを取り入れた結果・・・
あとはご自身でじっくりとご堪能ください。
フルプライスでも十分値打ちがある作品がたったの¥2,500程(21/3/6 現在)ですから、ね。
ちょっとだけネタバレを。ニイロクやオリヴィもここではさり気なく語られます。そして本編アフターと併せれば、散りばめられたピースがカチッと音を立てるようにものの見事に納まっていくのがわかるでしょう。
エアクラ誘致派もまきこんで夢の未来行き列車の出発進行です。