バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

たんぱく質の機能解明 糖尿病治療に期待

2005年10月12日 | 医療 医薬 健康
膵臓(すい・ぞう)の中にあるたんぱく質が、血糖値を下げる「インスリン」の分泌を抑える働きをすることを群馬大などの研究チームが解明し、10日発行のアメリカの学術専門誌に発表した。糖尿病治療の新薬開発につながる発見だと期待を寄せている。詳細記事>> 朝日新聞(群馬)2005-10-12

鳥居 征司(生体調節研究所)
フォグリンのホルモン開口放出における機能解析:
鳥居氏は内分泌顆粒に局在する Rab27のエフェクター蛋白グラニュフィリンがシンタキシンと結合することを見出し、内分泌顆粒が細胞膜近傍へ輸送されるメカニズムを明らかにした。本研究ではフォグリンというチロシンホスファターゼ型蛋白質のインスリン分泌機構における役割の解明を目指したもので、インスリン分泌における分子レベルでの理解の進展が期待される 。
代表的論文:
Torii S , Takeuchi T, Nagamatsu S, and Izumi T (2004). Rab27 effector granuphilin promotes the plasma membrane targeting of insulin granules via interaction with syntaxin 1a. J. Biol. Chem., 279, 22532-22538.
Torii S , Zhao S, Yi Z, Takeuchi T, and Izumi T (2002). Granuphilin modulates the exocytosis of secretory granules through interaction with syntaxin 1a. Mol. Cell. Biol ., 22, 5518-5526.

臍帯血の幹細胞を30倍に 

2005年10月12日 | 医療 医薬 健康

新技術、移植成績向上へ 近く白血病で臨床試験 
 へその緒や胎盤に含まれる臍帯血(さいたいけつ)の中の造血幹細胞を、体外で安全に効率よく増殖させる技術を厚生労働省研究班(主任研究者・中畑龍俊(なかはた・たつとし)京都大教授)が開発、神戸市の先端医療センターで白血病患者に移植する臨床試験を計画していることが8日、分かった。共同通信社【2005年10月11日】 m3.com

造血幹細胞移植と再生医療
  中畑龍俊
  再生医療 3(1 8),33-41,2004/2(ISSN 13477919) (日本再生医療学会 [編]/メディカルレビュー社) 
 
臍帯血造血幹細胞のex vivo増幅
  伊藤仁也; 中畑龍俊
  細胞 36(2 465),48-51,2004/2(ISSN 13467557) (ニュー・サイエンス社) 


人類は最先端技術と『融合』する

2005年10月12日 | NEWSクリッピング
カーツワイル氏は毎日、250錠の栄養補助食品(サプリメント)を摂取し、グラスに8~10杯のアルカリ水、さらに10杯の緑茶を飲むことを日課にしている。また、40~50項目の健康指標――「触覚の感度」にいたるまで――を定期的に計測し、必要と判断すれば調整を行なう。 WiredNews2005-02-12

著名発明家が予測「人類は最先端技術と『融合』する」(上)
   http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20051007301.html

カーツワイル氏は、新著の書名で、「シンギュラリティー(特異点)が近く到来する」と呼びかけている。同氏はこの本の中で、そう遠くない未来に、テクノロジーと生物学は1つにまとまり、非生物学的な生命を生み出すだろうと予測しているのだ。

著名発明家が予測「人類は最先端技術と『融合』する」(下)
   http://hotwired.goo.ne.jp/news/20051011307.html
  発明家のディーン・カーメン氏は、きれいな飲み水が不足している発展途上国で使えるような浄水装置の仕組みを説明した。

PHA生成菌用培地の製造方法

2005年10月12日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2003-434816 出願日 : 2003年12月26日
公開番号 : 特許公開2005-192401 公開日 : 2005年7月21日
出願人 : アサヒビール株式会社 発明者 : 飯牟礼 隆 外2名

発明の名称 : PHA生成菌用培地の製造方法

【課題】PHA(PHBを含んでよい)生産用の培地の優れた製造方法を提供する。
【解決手段】ある培地でPHA生産菌を増殖させることによって、PHAを生産させた後、菌体を破壊し、細胞内容物を溶解させ、溶解しないPHAを分離して収穫する。このときの溶液となった残渣の少なくとも一部を用いて、PHA生産用の培地を製造する。このように従来は廃棄していたものをリサイクルすることにより、生産性の向上を図ることができる。

DNA組換えのホットスポットが「ホット」になる仕組みを解明

2005年10月12日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
 独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)と独立行政法人科学技術振興機構(JST)(沖村憲樹理事長)は、DNAの組換えホットスポットが「ホット」(活性化)になる仕組みを明らかにしました。理研中央研究所(茅幸二所長)遺伝ダイナミクス研究ユニットの太田邦史ユニットリーダー、山田貴富協力研究員、水野健一JST/CREST研究員、柴田遺伝生化学研究室の柴田武彦主任研究員らのグループによる成果

有性生殖における遺伝的組換えの役割
組換えホットスポットとは?
クロマチン構造と組換え活性化
成果:組換えホットスポットがホットになる仕組みの理
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20040421/