バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

新規DNA結合ドメインおよびそれを含む新規DNA切断酵素

2014年11月25日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2011-242250 出願日 : 2011年11月4日
公開番号 : 特許公開2013-94148 公開日 : 2013年5月20日
出願人 : 国立大学法人広島大学 発明者 : 山本 卓 外3名
発明の名称 : 新規DNA結合ドメインおよびそれを含む新規DNA切断酵素

【課題】どのような塩基配列でも自由に標的遺伝子とすることでき、かつ正確な結合特異性を有する人工DNA結合ドメインを提供すること。
【解決手段】標的配列を特異的に認識して結合するDNA結合タンパク質であって、N末端から順番に以下のドメインを含んでなるDNA結合タンパク質を提供する:
(1)250~312アミノ酸長であるドメイン;
(2-1)TALEの標的配列認識ドメインまたはTALEの変異型標的配列認識ドメイン;
(2-2)TALEの標的配列認識最終ドメインまたはTALEの変異型標的配列認識最終ドメイン;
(3)7から8塩基対からなる標的配列に相当する長さを有するドメイン;および、
(4)ジンクフィンガードメインまたは変異型ジンクフィンガードメイン。
特許資料>>astamuse 2014-2013

傷害タイトジャンクションの回復促進剤

2014年11月25日 | 健康・栄養機能性成分
出願番号 : 特許出願2013-28561 出願日 : 2013年2月18日
公開番号 : 特許公開2013-100355 公開日 : 2013年5月23日
出願人 : ポーラ化成工業株式会社 発明者 : 倉沢 真澄 外4名
発明の名称 : 傷害タイトジャンクションの回復促進剤

【課題】タイトジャンクション機能の不全による皮膚バリア機能に関連する成分が、傷害されたタイトジャンクションにおいてどの様に皮膚中に分布あるいは輸送されるかを視覚的に鑑別できる鑑別法を提供する。
【解決手段】皮膚乃至は培養皮膚三次元モデルのタイトジャンクションを傷害処理してなる、タイトジャンクション傷害皮膚モデルと、蛍光標識してなる皮膚生理関連成分とを用い、皮膚生理関連成分の分布の変化より、タイトジャンクションにおいてどの様にその機能の回復をせしめるかを視覚的に鑑別する。特許資料>>astamuse 2013

皮膚バリア機能の鑑別法、これを用いた皮膚バリア機能強化素材のスクリーニング法

2014年11月25日 | 医療 医薬 健康
出願番号 : 特許出願2009-519734 出願日 : 2007年12月7日
公表番号 : 特許公表2010-511376 公表日 : 2010年4月15日
出願人 : ポーラ化成工業株式会社 発明者 : 黒田 昇平 外3名
発明の名称 : 皮膚バリア機能の鑑別法、これを用いた皮膚バリア機能強化素材のスクリーニング法、該皮膚バリア機能強化素材、及び該皮膚バリア機能強化素材を含有してなる化粧料

 優れた皮膚バリア機能強化素材を開発するための技術を提供し、これに基づいて、皮膚バリア機能強化作用に優れる化粧料を開発し、提供する。1)正常ヒト表皮細胞を底部が半透膜であるウェル中で、被験物質の存在下及び非存在下培養し、2)細胞が半透膜に接着している側を下方、その逆側を上方とした場合、それぞれのウェルの細胞の上方に測定する金属イオンを含まない培地を、下方に金属イオンを含む培地を加え、培養し、3)それぞれの培地中の金属イオン濃度を計測し、4)これより金属イオンの表皮細胞層の透過性を計測し、被験物質の添加により添加しない場合に比べ透過性が減じた場合には、被験物質が皮膚バリア機能の強化素材として有効であると判別し、透過性の減じた量が大きいほど被験物質が皮膚バリア機能の強化素材としての適性が高いと鑑別する。特許資料>>astamuse

有用遺伝子、高効率で細胞に導入 広島大など技術開発

2014年11月25日 | 医療 医薬 健康

 広島大学の山本卓教授と農業生物資源研究所などは、有用な遺伝子を高効率で正確に導入する技術を開発した。カイコに導入する場合、効率が従来の約100倍になる。カイコを使って医薬品の原料を作れば、生産量が大きく増えるほか、人間の病気を発症するモデル動物の作製にも役立つ。

 新技術は、ゲノム(全遺伝情報)を切断する人工酵素や生物に備わっているDNAを修復するメカニズムを活用し、昆虫から哺乳類まで様々な生物の細胞に正確に高い確率で遺伝子を導入する。遺伝子の情報を切り貼りするため、ゲノム編集技術と呼ばれる。たんぱく質の遺伝子の両端に染色体を導入したい場所を認識する目印をつけ、人工酵素などと一緒に動物の受精卵に注入する。

 従来はカイコに有用な遺伝子を導入できる効率は約1万2000匹に1匹だったが、新技術を使えば、約140匹に1匹と大きく向上する。これまでできなかった実験動物のアフリカツメガエルへの導入にも成功した。日経ニュース(Web版)2014-11-24

皮膚、毛などの増殖や分化 同一遺伝子関与

2014年11月25日 | 医療 医薬 健康
皮膚、毛などの増殖や分化 同一遺伝子関与
マウスの毛で働くエピプロフィン(赤く染まった部分・東北大大学院歯学研究科提供)

◎再生医療・がん治療へ道

 東北大大学院歯学研究科の中村卓史准教授(再生医療)、福本敏教授(小児歯科)らの研究グループは、歯、皮膚、毛など「上皮系器官」の細胞の増殖や分化に同じ遺伝子が関わっていることを突き止めた。形や大きさの制御が難しかった歯や皮膚の再生医療に道を開くとともに、がんの診断や治療への応用が期待されるという。河北新報.,2014-11-25