バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

オピオイドレセプター傷害抑制剤

2006年02月27日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願2004-176313 出願日 : 2004年6月15日
公開番号 : 特許公開2006-1837 公開日 : 2006年1月5日
出願人 : 有限会社野々川商事 発明者 : 山羽 宏行 外2名

発明の名称 : オピオイドレセプター傷害抑制剤

【課題】本発明は、オピオイドレセプター傷害抑制剤に関し、特にオピオイドレセプターの傷害により生じる皮膚機能の低下に対して有効な防止、改善効果を有するオピオイドレセプター傷害抑制剤を提供することを目的とする。
【解決手段】マンネンタケ属に属するキノコの抽出物を含有させることで、外部刺激によるオピオイドレセプターの損傷の防止に有効なオピオイドレセプター傷害抑制剤およびそれを含有する化粧品、医薬部外品及び医薬品に関する。
【効果】本発明のオピオイドレセプター傷害抑制剤及びそれを含む皮膚外用剤は、紫外線などの外部刺激を介して促進されるオピオイドレセプターの損傷に対して、抑制作用を有する。詳しくは、オピオイドレセプターの損傷により誘導される皮膚バリア機能の低下を改善し、皮膚の乾燥防止、肌荒れの改善、角質肥厚に伴うくすみなどの改善に有効なオピオイドレセプター傷害抑制剤に関するものである。

リゾスフィンゴ脂質の製造方法

2006年02月27日 | 菌類 細菌
出願番号 : 特許出願平8-214065 出願日 : 1996年7月26日
公開番号 : 特許公開平10-45792 公開日 : 1998年2月17日
出願人 : 寳酒造株式会社 発明者 : 伊東 信 外4名

発明の名称 : リゾスフィンゴ脂質の製造方法

【課題】 リゾスフィンゴ脂質を効率よく製造するための方法、それに使用する、スフィンゴリピドセラミドデアシラーゼ生産能を有する微生物、該方法によるリゾスフィンゴ脂質、あるいはそれよりのリゾスフィンゴ脂質誘導体の製法を提供する。
【解決手段】 スフィンゴ脂質をスフィンゴリピドセラミドデアシラーゼ生産能を有する微生物と接触反応させ、リゾスフィンゴ脂質を採取するリゾスフィンゴ脂質の製造方法。スフィンゴリピドセラミドデアシラーゼ生産能を有する細菌。上記方法により得られるリゾスフィンゴ脂質。それを処理するリゾスフィンゴ脂質誘導体の製造方法。
【効果】 効率よく安価にリゾスフィンゴ脂質を大量調製することができる。

血糖値下げるタンパク質 生活習慣病治療に期待

2006年02月27日 | 医療 医薬 健康
さまざまな細胞にあるタンパク質「TFE3」を肝臓の細胞で増やすと、血糖値が下がるなど糖尿病の改善効果が表れることを島野仁(しまの・ひとし)筑波大助教授(内分泌代謝・糖尿病内科)らの研究チームがマウスを使った実験で31日までに突き止めた。共同通信2006-02-01

ヤマブシタケについて

2006年02月26日 | 菌類 細菌
 朝からジメジメと小雨が降り注いでいる。古い書斎の外側から雫の落ちる雨音が胃にひびく。キノコの調べものと取り組んでいる。例によって、バイオ塾のメンバーからのリクエストで「キノコのヒトへの生理機能」についてビジネスの見解を求められたのだ。
 幅広くビジネスを、個々のキノコについて商品化に向けての企業は良く知られるが、USAワシントン州のFUNGI PERFECTI LLC.,取り組んでいるコンセプトには注目してきた。栽培、抽出、サプリメント販売と幅広いアクション。同社のホームページに表示されるキノコの機能は、よく整理されたもので、講演等ではこの表を引用させて貰ったりもする。

SOME INFORMATION ABOUT MEDICINAL MUSHROOMS
http://fungi.com/mycomeds/info.html

午后からの会合では「ヤマブシタケ」について話題提供して、メンバーによるフリー討論することになる。

▽ヤマブシタケの脳神経保護効果
  藤原道弘ほか:FFI Journal.,Vol.211,No.2 p.141-147(2006)

ヤマブシタケの成分に神経成長因子合成促進物質が発見され、アルツハイマー型認知症の予防や治療に期待されているとの記載もある。初めて人吉から小林、宮崎に向けての山歩きの折にお目にかかったヤマブシタケには、なぜか興味がつきない。

▽キノコ類の特徴的な化学成分 その機能と利用
  寺下隆夫:FFI Journal.,Vol.211.No.2 p.108-116(2006)

日常フィールドワークで疲れている若いメンバーには苦手の内容のようだが、ヤマブシタケの種菌生産に繋ぐモチベーション向上の知識としておつきあいいただくことになる。

植物使わずタミフル合成に成功 東大グループ

2006年02月26日 | NEWSクリッピング
抗インフルエンザ薬のタミフルを、原料の植物を使わず石油成分から合成することに、東京大薬学系研究科の柴崎正勝教授(医薬品合成化学)らの研究グループが成功した。新型インフルエンザ対策として需要が高まる一方、原料植物の確保が難しいことから世界的な品不足が続いてきたタミフルの安定供給が期待できそうだという。朝日新聞2006-02-26

遺伝子操作した大腸菌で「写真撮影」に成功

2006年02月26日 | 菌類 細菌
AP通信 サンフランシスコ発――あの悪名高い大腸菌が画像の分野に進出してきた。カリフォルニア大学サンフランシスコ校とテキサス大学の研究者からなるチームは24日付『ネイチャー』誌に、遺伝子操作された大腸菌を使って自分たちの姿を写した「写真」を作ることに成功したと発表した。食中毒を引き起こすバクテリア(細菌)としてよく知られる大腸菌が、カメラのフィルムとほとんど同じ要領で画像を生成したのだ。 WiredNews 2005-11-28

タデ藍エキスの歯周病に対する効果を確認

2006年02月25日 | 医療 医薬 健康
   日本歯科東洋医学会学術大会で2題発表
このたび、株式会社 林原生物化学研究所及び医療法人社団明徳会 福岡歯科 統合医療研究所では、タデ藍エキス(タデ藍の葉の水抽出液)に歯周病菌に対する抗菌作用のあることを明らかにし、その活性主成分を解明しました。株式会社 林原生物化学研究所プレスリリース2005-11-21

認知症治療期待のワクチンを開発

2006年02月25日 | 医療 医薬 健康
 林原生物化学研究所(岡山市)は二十四日、根本的な治療法が確立されていないアルツハイマー病の治療効果が期待できるワクチンを開発したと発表した。アルツハイマー病は、アミロイドベータと呼ばれるタンパク質が細胞に沈着。脳が委縮し、認知症を引き起こす。中国新聞2006-02-25

◇新規経粘膜ワクチンの認知症への応用について
  ナノメディシン研究成果発表会にて報告
 (株)林原生物化学研究所 >> プレスリリース2006-02-24

ω3脂肪酸摂取でがん発症は防げない

2006年02月25日 | 腸内細菌 プロバイオティクス
系統的レビューの結果
 魚油などに豊富に含まれるω3脂肪酸の積極的に摂取すべき栄養素として、広く認知されているが、残念ながら、がんリスク低減は望めないようだ。10種類を超えるがんに対する系統的レビューで明らかになったもので、詳細は、Journal of American Medical Association(JAMA)誌2006年1月25日号に報告された。日経へルス2006-02-09