よりみちの多いにっき

リハビリがてらの振り返りにっき。

結局バンクシーってなに?

2021-11-27 13:38:29 | 日記
仕事帰りに「バンクシーって誰?展」に行って参りました。
8月から開催中、12/5で終わりを迎えるこの展覧会は、世の中をまるでアルセーヌ・ルパンのように騒がせる謎のアーティスト、バンクシーの作品を展示しています。

普通の美術館と違って特に面白いのが、
バンクシーの作品の特徴として突如として町中に現れるというものですが、
その町中をも再現して、まるで鑑賞者自身がその町にいるかのように体感できるところ!


町中に散らばるゴミや汚れなんかも細かく表現。
まるで外国に来たかのよう。

建物やちょっと汚れた床まで、
路地裏にフラッと立ち寄ったら絵があったみたいな感じ。



アミューズメントパークのようで、
お子さんも結構来てて楽しんでいるようでした。

結局バンクシーって?ということに焦点を当てて見ていく展覧会ですが、
その答えすらもまるで芸術のよう。
世の中に活を入れるようなアクの強さも
くすっと笑えるような可愛らしさも
色んな要素が詰まってる。


平日の夜ほうが比較的空いているかも?
あ、写真は撮っても大丈夫ですが、
ダメなエリアもあるので、
ちゃんとルールは守りましょう!


おわり



ゴッホとイチョウ

2021-11-20 16:25:52 | 日記
すっかり色付いてきましたね😀😀

とは言いつつ、なんだか暖かい日も結構あったりして、去年とかどうだったっけ?とか考えながら歩く並木道。
まだ散ってはいないのでイチョウのカーペットは拝めませんでしたが、
季節を感じました。

ところで先日上野で開催中の「ゴッホ展〜響きあう魂 ヘレーネとフィンセント〜」に行ってきました。



絵って凄く作者の心情を反映すると思うのですが
このゴッホは特にその心がむき出しで
初期の作品〜耳切事件〜精神科病棟〜晩年と、
こんなにもタッチが変わる画家もそういないんじゃないかと思うくらい、
見るたびに穏やかな心持ちになったり
泣きたくなったりします。

今回はゴーギャンと過ごした黄色い家の絵が見られるとのことで、
たくさんの人が訪れていました。

ちなみに期間限定の素敵なコラボグッズなんかも販売しているので、
グッズ売り場もなかなかの繁盛でした🥸🥸


ところで銀杏といえば、
花言葉に「鎮魂」という意味があるそうです。
ゴッホといえば哀しいことに、
30代という若さで自ら命を断ったと言われています。
そして兄の後を追うようにして間もなく亡くなった弟テオ。

この時期にそんな花言葉を持つイチョウに囲まれて、ゴッホ展を観て。
ちょっと祈ってみたい気持ちが出てきたり。

秋ですね〜



おわり



観劇「狐晴明九尾狩」劇団☆新感線

2021-10-26 10:43:45 | 日記
私が精神的にやられていたとき(今もやられ気味だけど)、孤独と闘う私を助けてくれたのは、
演劇でした。

演劇って正直に言ってしまえば
生きていく上で必要不可欠ではないんですよね。

だからこそ、哀しいことにコロナ禍では最も被害を被っているものの一つだと思うんですけど

そんな演劇に私は救われた。

心が病むとですね、
友達も家族も何もかも見えなくなるんです。
ただただ孤独との闘い。
精神科医の先生とかカウンセラーの先生とかいるかもだけど、結局本当の意味でどうにかできるのは自分自身だけなのです。

誰かの話なんて何も入ってこないし
誰かの経験談なんて聞いてもそれ私のことじゃないからな、って思っちゃう。

だから誰かの話を聞いたり
誰かに話を聞いてもらったりするより
私は演劇を選んだ。

喜劇でも良い、悲劇でも良い
そこに何かを見出だせたら
心が生きてる証拠、
わたしまだ生きられるんだって
楽しいなとか、嬉しいなとか
哀しいなとか考えられるんだって思いました。

話逸れちゃった🙀


ところで先日劇団☆新感線さんの最新作「狐晴明九尾狩」を観てきました。
☆新感線さんは髑髏城の七人以来だったけど、やっぱりド派手で胸が踊る😆😆

晴明と言えばゴローちゃん、野村萬斎さん世代なんだけども、中村倫也くんの底知れなさも素晴らしかった。
というか観てるときの周りからの思わず出ちゃった「かわいい…」に笑いそうに(笑)
最後にそうなるのか…という意外性もあり、
やっぱり演劇は楽しいですね。
俳優さんたちの生の演技を観られるというのは
その舞台で一緒に生きているような錯覚を起こすので、臨場感が凄い。

とにかく楽しかった( ꈍᴗꈍ)

後で別日に観に行った友達と感想を言い合ったときの第一声

「中村倫也くんって実在したんだね!」

そんなオチです。


おわり