オーストラリアに住む友人から長文のメールが来ました。
海外の方々が日本のことを心配しているということが、本当によく解ります。
特に、原発の事故を皆さん心配しています。
抜粋して紹介します（ブザドームさん、ご了承ください）。
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こんにちは。お久しぶりです。ご無沙汰していてすみません。
地震のときから毎日毎日、日本の情報をフォローしながら、何と言っていいか分かりません。
7日の大きな余震にも心配しています。被災地の人たちもやっと来た電気、水、ガスが止まってしまったとか・・・
私達のほうは２４日に、寄付していただいたものを月１回開催される市で売ります。
私達ができることなど限られています。ただ、日本の人びとを思っている気持ちが天に届くように願っているのです。
そして、これはここ、海外にいる日本人に共通した悲痛な祈りなのですが、今すぐ全ての原発を止めて欲しい。
もし原発がなかったなら、もっともっと、救援が進んでいるはずなのです。
ここにいると、停電なんてあたりまえ。よく「日本はこんなこと無いよね。オーストラリアは遅れているよ」と言っていたものですが、
日本が異常に便利すぎるのだと思います。
暗いはずの夜は電気で明るく、夏でもカーデガンを羽織らなくてはいけないほど寒く、もっと自然に帰ればいいのです。
今回日本を誇れることは、この混乱にあっても人々の秩序が保たれていること。
普通、他の国ならすぐ起こる、強盗、強奪、強姦ですが、日本ではほとんどないですね（日本の一般の人たちをほめているのであって、政治家ではない）。
そんな安全な日本なのですから、少しくらい夜は暗くても大丈夫なんですよ。
それに、原発に掛けた気が遠くなるほどのお金。後に残るのは半永久的に残る副産物。これが危ない。
こんな危険な原発で起こした電気ですが、原発を作らなくても、電気は十分供給できるという話を聞きました。
日本が破壊されるかどうかの問題ですよ。是非是非、原発は止めよう！と声を大にして言いましょう。
海外にいると、一般の日本の人たちに入らない情報も入るようです。
私も私の身内の一人一人に原発の恐ろしさを訴えたいのですが、どうしたものか悩んでいます。
ただ単に原発反対はいいのですが、細かい話になると、不安をあおることになるのでこれもよくない。
日本にいない人間の無責任な暴言になってしまいます。
地震、津波は、運命かもとあきらめますが、原発はあきらめられません。許せません。
これは、人災です。防げることなんです。（以下略）
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人間に「完璧」とか「絶対」とかいうことは決してできない、ということが身にしみてわかったはずです
・・・しかし、先日の選挙で再選した石原東京都知事は、当選の挨拶で
「原発抜きでは生活が成り立たない、途上国も原発に対して期待をいだいている」
というようなことを言っていました。
私は、原発は危険性の高いものから順次廃炉にすべきと思っています。
最終的に全てを廃炉にしないと、「完璧」も「絶対安全」もない原発ですから、日本は、地球は無くなってしまうかも知れません。
特に静岡の浜岡原発は、東海地震のことを考えると、まるでスイッチの入った時限爆弾のようなものです。
なにせ、周辺に地震の活断層が8本から11本も走っているのですから。
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静岡大学助教授（当時）の小村浩夫が1981年7月に発表した論文によると
原発から8km以内周辺には8本の活断層が知られており、ほかに3本のリニアメント（活断層の疑いがある）があるが、
そのうち2本が原発敷地内を走っている。
産業技術総合研究所活断層研究センター研究員の藤原治と北海道大学教授の平川一臣の2007年の発表によれば、
2005年から2007年にかけて浜岡原子力発電所東2キロメートル地点計8か所でボーリング調査を実施し堆積物を調査したところ、
8000年以上前から100 - 200年周期で東海地震が起きていることを確認し、
それと同時に、従来想定される東海地震とは別タイプの大規模地震が
約4800年前、3800 - 4000年前、2400年前の計3回発生していることを確認したという。
さらに、2400年前以降もう一度大規模地震が発生したとみられることから、
藤原は「1000年前後に1度、より大きな地殻変動を起こす地震があることが分かった」としている。
フリー百科事典ウィキペディアより
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原子力ではない、環境に負荷のかからない新たなエネルギー源を開発することも急務でしょう。
過渡期の電源対策として、太陽光発電とガスでの発電を組み合わせたハイブリッド発電設備など、個々の家庭が小さな発電設備を持つことが、
今のところ一番実現可能な方法のように思えます。
ノーモア、フクシマ。
レベル7となった福島原発事故の終息へ向け、命をかけて福島原発で戦っている方々。
私はあなた方の力を信じています。
来年は温かな、穏やかな気持ちであなた方とともに春を迎えられますよう、祈っています。
今日はここまで。
