震災からちょうどひと月の4月11日、教区有志3名の出仕で大船駅周辺を震災救援托鉢しました。
黙仙寺様を安下処にお借りし、本尊上供の後、2時前に出発。
大船駅周辺を5時まで托鉢し、集まった浄財は39,739円。
義捐金は本日(4月12日)日本赤十字社へ送金いたしました。
義捐金の配分がうまくいかず、また自治体に配分してもこんどは各家庭に届ける人がいない・・・・悲しい状況です。
昨日の托鉢でも「どちらに寄託されるのですか?」と尋ねる方がありました。
でも、必ずみんなのところに届く、そう思っています。
皆さんの気持ちのこもったお金ですから、必ず届きます。
今回もU林寺さま、S翁寺さまなど教区の御寺院様に篤志をお寄せいただきました。
特に、葬儀で托鉢に出られなかったから、といってわざわざ現場まで義捐金をお持ちいただいたS徳寺さん、ありがとうございます。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
次回は5月中旬に藤沢駅周辺方面を托鉢する予定です。
あの日を忘れないように、あの時間を忘れないように、苦しみ悲しみを風化させないように。
これからも托鉢を続けていく予定です。
岩手県宮古市近辺では、救援の手が届かず米軍の届けてくれた物資で何とかしのいでいる所もあるそうです。
なかには「もう、見捨てられたんだ」となかば自暴自棄になっている人もいるという、知人からの連絡がありました。
大きな余震が続く昨今ですが、この余震に負けないような大きな援助のうねりを、被災地に向かって届けたいものと思います。
皆様の息の長いご支援を重ねて申し上げます。
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大船の丘の上にある黙仙寺さんでは、満開の桜が見事に枝をひろげていました。
穏やかな桜の色。
来年はほかほか、暖かい気持ちで見ることができるといいですね。
今日はもう一本、ブログ記事を掲載します。