合掌の郷では今、夏ツバキが満開です。雨の中の夏ツバキの姿は、ちょっと色っぽい感じがします。
強い雨に打たれると、ぽたりぽたりと花が落ちてしまいますので、早めの御鑑賞をお勧めします。
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さて、伊勢そばさんで悪戦苦闘した日の朝、お寺の近所を散歩しているとたくさんの花に出会いました。
下の写真はペンタックスk-5ではなく、オリンパスペン・ライト(EPL・1)です。
レンズのせいもありますが、絵の雰囲気がカリッとしていていつもと少し違います。
雪の下の花はもちろん、ほかの花々もほぼ一年ぶりの出会いです。
その朝は、カッコウの鳴き声で目覚めました。なんて贅沢な目覚めなんだろう、とおもいました。
子供のころもカッコウが家の近所で啼いていたのかどうか・・・・あまり聞いたことはなかったように思います。
山のほうの様子が変わってしまったので平地に降りてきているのでしょうか、だとしたらちょっと心配ですね。
昨夜の雨が、花びらに少し残っています。
雲の切れ間からほんの少し太陽が顔を出して、雨雫を光らせてくれました。
波立てて子鴨の群るる植田かな by rinshou
近所の田んぼの中では、合鴨の子が母親の後を追いかけながら稲の間を泳いでいました。
こんな普通の風景が見られる、故郷。
粘り強く、静かで、そして心温かな人達が住む、故郷。
いつか私も還ってくるであろう、この父祖の地。
大事な、とても大事な、故郷です。
今日はここまで。