さんぜ通信

合掌の郷・倫勝寺のブログです。行事の案内やお寺の折々の風光をつづっていきます。 

浄財はたすけあいの心とともに

2008-03-04 13:53:46 | ボランティア

倫勝寺の属する横浜市戸塚区、栄区、港南区、泉区、瀬谷区、
さらに藤沢市、鎌倉市の曹洞宗寺院では、毎年末に
「歳末たすけあい托鉢」を行っています。

住職が托鉢のお世話係を受け持っていますので、
「よーし、今回は戸塚駅前で托鉢だ!」とか
「大船の商店街で2時間、頑張るぞ!」
などと音頭をとって、若い僧侶の方々と一緒に托鉢を行っているのです。

終ってからの慰労会が楽しみ、ということもあるのですが、
実際に街頭に立って読経、乞食(こつじき、とよみます)をするのは、
寄付を集めさせていただくだけではなく、
僧侶としての原点に立ち返る意味においても、とても有り難い修行となるのです。

さて、昨年末も大船駅周辺、藤沢駅周辺、上永谷駅周辺を托鉢し、
多くの方々から浄財をご喜捨いただきました。
昨年の托鉢の様子はkamenoさんのブログ

http://219.121.16.30/blog/archives/001020.html

に詳しいので省略しますが、このほど住職のところへ
社会福祉法人 神奈川県共同募金会から
義援金使途の報告ハガキが来ました。

神奈川県内ではこのたすけあい運動になんと5,091万円もの厚志が寄せられたそうです。

すごいですねヽ(^o^)丿

県内で援助を必要とする方々の活動資金として、
下記のようにお配りさせて頂きます、というお礼の言葉とともに、
配布先の概要が記してありました。

①児童・障害者団体、難病当事者団体、災害ボランティア等の活動資金に
   46団体 29,400,000円

②障害者福祉施設の電動車椅子や送迎用車両整備等に
   13施設 14,880,000円

③在宅障害者・高齢者等の送迎サービスを行う団体の活動支援に
   30団体  3,000,000円

④市区町村ごとの地域福祉を推進する社会福祉協議会の活動支援に
    3団体  2,410,000円

⑤歳末たすけあいを実施するための運動経費として         
          1,227,607円

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

合計  92件 50,917,607円   

いろんなところへ配布されているのですね。
喜捨してくれた方の気持ちも一緒に届くといいなあ。

 一緒に托鉢してくれた皆さん、そしてご喜捨いただいた皆様、
あらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

今日はこれまで。

の、予定だったのですが、
3月1日付けで、SVAから感謝状!をいただきましたのでご紹介します。

SVAとは社団法人 シャンティ国際ボランティア会のことです。
ブックマークにもリンクが貼ってありますが、SVAは1,981年に設立された国際協力団体です。
国内最大級の仏教系NGOで、2006年の支援規模は5億2300万円。
東京に事務所があり、タイ、ラオス、カンボジア、ミャンマー、アフガニスタン等で活動しています。

アジアの子供たちへの教育支援を中心に、佛教の慈悲の精神に根ざした「海を越えた現代の寺子屋活動」を一般の人々とも協力して行っています。もちろん国内でも、神戸や新潟の震災などで重要な役割を果たし、
その経験を生かし、海外での災害時にも復興に協力しています。

倫勝寺は平成12年より「国際ボランティアの寺」として、SVAの活動に協力しています。
霊園でお求め頂いたお線香代の一部は、SVAを通じて「アジア子ども教育文化支援」に寄付させていただいています。
皆さんが霊園で線香を求めることが、そのまま海外での子供たちの教育支援につながっているのです。

住職は、寄付の受け渡しのお手伝いをしているだけですので、
この感謝状は霊園で線香をお求め頂いた皆さんに対しての感謝状といえると思います。
鳳倫閣1階のロビーに掲示してありますので、ご来山の時にはごらんになってください。

 今日はこれまで。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ブログ開設おめでとうございます! (kameno)
2008-03-04 18:09:44
倫勝寺さま
この度はブログ開設おめでとうございます。
行持いっぱい話題いっぱいのお寺ですから、とても楽しみです。
それにしても托鉢はいいですね。
街の人々の温かさに直接触れることが出来ます。
これからもよろしくお願いいたします。
とり急ぎご挨拶まで。
返信する
→kamenoさま (りんしょう)
2008-03-04 19:16:24
コメントありがとうございます。ブログのほうはあせらずボチボチやっていきます。

わからないことがあったらまたお聞きしたいと思っております、そのときにはよろしくお願いします。

この前の托鉢のときに、冷え切った10円玉を数えていた貴兄が「この10円には温かい心が詰まっている」と言っていたのが印象的でした。

南国での托鉢も、雪国での托鉢も、都会での托鉢も、どこででも托鉢はありがたいです、いろんなことに気づかせてもらえます。
これからもよろしくお願いします。
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