さんぜ通信

合掌の郷・倫勝寺のブログです。行事の案内やお寺の折々の風光をつづっていきます。 

帝釈天に行ってきました

2012-04-22 07:49:57 | 倫勝寺の日々

 

馬場家ではいま、寺社巡りがちょっとしたブームになっています。

先月は「巣鴨のとげぬきさん」こと高岩寺さまへ、そして先週は寅さんでおなじみ、柴又は帝釈天に行ってきました。

とげぬきさんには、先住さまの17回忌に山形の母が来浜したことから、一緒に行ってみようとちょっと親孝行気分で出かけてきました(ブログ記事はありません)。

そして今回は松戸の五香霊園にお参りに行った帰り道、「天気もいいから行ってみようか?」ということで、帝釈天こと、日蓮宗題経寺さんにお参りしてきました。

五香霊園のある松戸から東京方面に向かい、6号線の金町交差点を左に曲がって少し行くと、もうそこは柴又帝釈天。

帝釈天の駐車場に車を止めると、堤防一面の芝桜が眼に飛び込んできました。鮮やかな紫の芝桜。これだけでもう心がなごみます。

 

芝桜に心癒された後、すぐ近くの寅さん記念館山本亭へ。

大寺族さんの足の調子が良くないので、寅さん記念館と山本亭の内部は次回にお預け。山本亭は外回りを散策しました。 
中庭はかなり素晴らしいらしいですね。次回はぜひ拝見したいものです。

    

外庭の睡蓮の池に、たくさんのオタマジャクシが泳いでいました。東京でオタマジャクシが見られるなんてねえ、ちょっと嬉しい(^^) 
時期がくれば、良い声で鳴くんだろうなあ。 

山本亭前には、題経寺さんの庫裡と思われる立派なお家。この家の塀には、寺紋の逆稲妻菱が嵌めこんでありました。

さていよいよ帝釈天。
五香霊園からの帰り道、渋滞を抜けるのにお寺の前を通ったことは何回もあるのですが、拝観するのは初めてです。

佐藤蛾次郎さんが撞いていた鐘楼がこれかあ・・・と嬉しくなって見上げながら撮った写真が、冒頭の一枚。
見事な枝垂れ桜が、重厚な鐘楼堂に寄り添うようにたくさんの花を揺らせていました。

      

帝釈天さんは彫刻がすごいのよ、と梵妻さんが教えてくれました。以前お参りしたことがあるそうな。

 

行ってビックリ、見てビックリ。ものすごいです。
山門や本堂内部の彫刻もすごかったのですが、本堂周囲にめぐらされた彫刻のすばらしさといったら・・・・詳しくはウィキをどうぞ

 

江戸の彫刻師でも、名人と呼ばれる方々が心血注いで彫上げた仏教説話の彫刻10面は、ほんとうに見ごたえ十分。
大正から昭和初期までは、素晴らしい技術を持った方がまだまだたくさんいらしたのですね。
保護のために本堂周りをガラスでぐるりと取り囲んでありますので、雨の日でも鑑賞できます。

彫刻ギャラリーを抜けて、邃渓園(すいけいえん)という庭園へ。よく手入れされた庭に、ここが東京ということを忘れてしまいそうでした。

      

素晴らしい彫刻と美しい庭園を堪能した後は、門前へと向かいました。

   

今日は早帰りでしょうか、入学したばかりの子供たちが参道を駆け抜けていきます。
下町っぽくて、いいなあ。

 

とげぬきさんのときもそうでしたが、お参り後のお楽しみは、やはり門前、参道にあるお土産屋さんでのお買い物。
せんべい、漬物、豆板・・・・お腹がすいているせいでしょうか、試食の鬼と化してしまった馬場家ご一行・・ああ恥ずかしい。

おお、ここが「とらや」か!あ、「木屋」もある!

 

あんこ好きにはたまらない、目眩がするほど素晴らしいここは「お団子ストリート」。 

あんこの誘惑に負けて木屋さんで団子の立ち食いをしていたら、通りかかったおばさんが「おしいそうねえ~」と一言。
その一言が終わらぬうちに、周囲のおばさんたちが殺到。
あっと言う間に団子立ち食いの人だかりが出来てしまいました。   団子、いや、おばさん恐るべし・・・

で、お土産はやはり団子です。「大和屋」の草色の濃いお団子を一折。あんこは漉しと粒の2種類をつけてもらいます。

ここで久しぶりに一句。

                  旅の荷のひとつ増えたり草団子 by rinshou

お団子と江戸から続く下町の雰囲気をたっぷり味わった、ちょっと美味しい寄り道散歩になりました。

 

今日のおまけ

「ムッシュはつらいよ」のポスターが、帝釈天さんの境内に貼ってありました。
リチャード・ギアのファンとしては、こういうのもなんかうれしいのでありますな。

今日はここまで。

 



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